お金を呼び込むための「運」、いい人脈を呼び込むための「運」を鍛えるスガシタ式のレッスンと、私自身が心がけている人生哲学と生活習慣を紹介します。
(本記事は、菅下清廣氏の著書『ゼロから富を作る技術(かんき出版 2014/2/19)』の中から一部を抜粋・編集しています)
どんなに金融リテラシーを身につけ、世相と人間心理を知る術を心得ている人でも、相場に全力投球した翌日に、たとえばリーマンショックのようなことが起こったらアウトです。どうしようもありません。
それは天のみぞ知るところであり、自分の能力でたどりつけるところではありません。それが「運」なのです。非科学的な話ではありますが、相場における「理外の理」を味方につけられるようになるため、あるいは一生を豊かな人生で終えるためにも、幸運を引き寄せる「運」を鍛える術を身につけましょう!
「運」を鍛える富のレッスン5
レッスン1. 「清潔感があるね」と言われる格好をしよう
一定以上の富を築いている幸せなお金持ちは、ほぼ例外なく身ぎれいにしています。オシャレをすることと身なりを整えることとは別です。前者は自分のためにすることですが、後者の目的は「相手に好印象を与えること」です。
スーツを着て仕事をする方であれば、今着ているものよりもワンランク上のものを購入しましょう。これは無駄遣いとは言いません。そのスーツに見合う自分になれば、いずれモトは簡単に取れます。 スーツを着用しない人も、それぞれの仕事内容やTPOに合わせて「清潔感がある」身なりを心がけてください。判断基準は「相手に好印象を与えられるかどうか」です。
レッスン2. アフターワークの時間を活用せよ
仕事が終わった後、あなたは何をして過ごしていますか?
飲みに行って会社の愚痴や無駄口を叩いてストレス発散あるいは合コンやキャバクラに行って女の子たちを追っかけまわす?もしそのような時間の使い方をしている人がいれば、その生活が幸運を呼び寄せられるかどうか、少し考えてみてほしいと思います。時間は有限ですから、社会人が自分のために使える時間は限られます。
自由に使える時間といえば、
- 朝
- 終業後
- 休日 くらいでしょうか。
時間の使い方によって、幸運を引き寄せられるかどうかが決まります。時間の使い方が上手な人はいい場所に行くことができ、いい人と出会えます。また、勉強をする時間を作ることもでき、自分の知的水準を高められるのです。
アフターワークの時間には、興味のあるセミナーや勉強会に参加したり、社会人向けの講座や大学院に行ったりしてみてはいかがでしょうか。実は私も若い時には会社の後で青山学院大学の社会人コースに参加して国際経済の勉強をしたこともあります。
どんなセミナーや勉強会に参加すればいいかわからないという方は、まずはインターネットで検索してみてください。その中で気になったものに何度か参加してみればいいのです。役に立ったものとそうでないものとがあるでしょうから、次に選ぶ際の参考にしてください。
ほかには、内容が面白かった、役に立ったと思う本のカバーの後ろ側を見てみてください。そこにはよく著者のホームページのURLが載っていますね。ホームページにアクセスし、講演会やセミナーの情報などを仕入れることができます。あるいは会社の人や友人で「デキる人」に聞いてみるのもいいでしょう。
とにかく何かに参加してみること。そこからです。読書をすることもおすすめです。私は「読書に費やす時間と幸運度は比例する」と思っています。
レッスン3. 遅れてくる人を待つな!
私が主宰する食事会では、遅れてきた人のことを待ちません。定刻になれば、さっさと始めてしまいます。なぜなら、終了時間をきちんと決めているからです。会費は同じですが、遅れてきた人の食事はやってきたその時点からの分しか出しません。
私の食事会に参加する人はみんなこの決まりを知っていて、歓迎しています。終わりの時間がきちんと読めれば、その後の予定が立てやすいからです。みな忙しい人たちばかりですから、このようなやり方をすることが結局その人たちのためにもなると思っています。
私以外の人が主宰する食事会や会合でも同様です。私は原則としてランチは1時間、夕食は2時間と、ミーティングには必要な時間をあらかじめ決めて参加していますから、その会がどんなに盛り上がっても、どんなに延びたとしても、時間が来たら先に失礼しています。
「スガシタさんってお忙しいんですね」
そう嫌味っぽく言う人もたまにはいますが、気にしません。
自分の時間は自分でコントロールしたいですから。私がこのようなマイルールに則って行動していることを周囲の人たちも感づいていますので、特段困ることもありません。みなさんも、私ほど極端に時間厳守を徹底しなくとも、「自分のスケジュール通りに動く」という習慣を生活に少しとり入れてみてはいかがでしょうか?
会社の飲み会などがダラダラと伸びて時間が無駄になりそうだと思ったら、「家が遠いので……」などと適当に理由をつけて帰ってくればいいのです。
意味のない飲み会や集まりに顔を出しているくらいなら、自宅でゆっくり小説を読んでいるほうがよっぽど楽しいし有意義だと私は思っています。
それに、夕食に毎日4時間をかける人と2時間しかかけない人とでは、1週間、1カ月単位で考えると、使える時間にすごい差が出てきますね。この「差」で、あなたは何をして過ごしますか?
菅下 清廣
スガシタパートナーズ株式会社代表取締役。国際金融コンサルタント、投資家。立命館アジア太平洋大学学長特別顧問。マーケット情報配信サービス「
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