ラオスは正式名所「ラオス人民民主共和国」であり人口約691万人、通貨キープ。東南アジアに位置する国で、ベトナム、中国、タイ、カンボジア、ミャンマーと国境が接している。

新興国の中でも順調な経済成長

ラオス,ビエンチャン
(写真=PIXTA)

世界銀行は、2016年のラオスのGDP成長率を7.0%、2017年も7.0%と予測。新興国の中でも順調な経済成長を遂げている。

近年、ラオスへの日系企業の進出が相次いでいるが、進出の要因としては、ベトナムやタイでの人件費高騰、東南アジアエリアの電気料金高騰が挙げれる。また最近ではインフラ整備が進められ、ベトナムやタイ、ミャンマーへの輸送ルートが確立されていることも影響しているだろう。東南アジア最後のフロンティアとしてミャンマーが注目されているが、ラオスについても2013年あたりから注目を集めている。

首都ビエンチャンでコンドミニアム建設ラッシュ

ラオスでの外国人の土地所有はリースあるいは使用権のみである。2017年中の法改正で外国人のアパートメント(コンドミニアム)購入が可能になる見込みだという。

首都ビエンチャンを見てみると周辺国にはコンドミニアムなど外国人向け物件が多いのに比べると、まだまだ普及が進んでいないのが現状だ。そんなラオスでは今コンドミニアムの建設ラッシュとなっている。日系企業をはじめ外資系企業がラオスに進出を進めており、外国人向け住居の需要も増えている。

ラオスには経済特区が10か所ほどある。これらの地区は今後さらに発展することが予想される。不動産についても価格が上昇し基調にあるという。ラオスはコンドミニアム法がまだない状態だがコンドミニアムの使用権を持つことができる。

今ビエンチャンで注目されているコンドミニアムは2棟ほどある。1つ目は2017年末に完成予定の「ワールドトレードセンターコンドミニアム(WTC Property)」だ。1ベットルーム(43.73平方メートル)が138,880USD(約1582万円)で販売されているという。2つ目は「ドリーム ナサイ コンド(THE DREAM NAXAY CONDOMINIUM)」。2017年完成予定で1ベットルーム(41.85平方メートル)が125,550USD(約1430万円)で販売されている。

どちらもビエンチャンの中心地にある物件で外国人移住者から人気が高い物件である。今後これらの物件を購入して賃貸で投資をするのも良いだろう。

治安について

ラオスは東南アジアの中でものんびりしたイメージを持っている人が多いだろう。首都ビエンチャンやルアンパバーンは観光都市としても栄えており、外国人滞在者も多い。ビザランツアーも盛んに開催されている。

しかしルアンパバーンに向かう夜行バスでは襲撃なども報告されており十分な注意が必要である。またビエンチャンではスリやひったくりなど一般的な犯罪が増加傾向であるといった報告もある。身の回りには十分気を付けて滞在したいとこだ。(ZUU online編集部)