偉大な投資家5人の投資スタイルと考え方

今回【第2回】では成功した投資家5人の投資スタイルや考え方について紹介する。それぞれ独自のノウハウや思考を持っている部分もあれば、共通する部分もある。もちろんそれらを知ったからといって、特にノウハウの部分ではすぐさま真似できるわけではない。

ただし投資の根本となる考え方を寄せていくことは可能なので、抽象的ではあるものの重要な部分である考え方の根幹部分をとりわけ参考にしてほしい。

各投資家の共通点

投資史上に名を残す「最も偉大な投資家」5人を紹介しよう。バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway Inc.)を世界最大規模の持ち株企業に育てあげたバフェット氏、大胆不敵にもイングランド中央銀行に挑戦し勝利をおさめたソロス氏、新しい投資の潮流を感じさせるティール氏など、各投資家の投資スタイルにそれぞれの生い立ちや性質が反映されている点がおもしろい。

5人の共通点は自らの判断に確信をもっている点だろうか。過去の失敗に恐れを見いだすのではなくそこからなにかを学びとり、次の投資に役立てるというポジティブな思考も特徴だ。

ウォーレン・バフェット (米国)――11歳で株券を買った「オハマの賢人」