米国株に投資するなら外せない「S&P500」とは?構成銘柄や魅力を解説
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「いよいよ来週だ」「FOMC(米連邦公開市場員会)がターニングポイントとなりそう」「パウエル・プット発動か?」ウォール街の市場関係者からそんな声が聞かれる。相場の世界に絶対という言葉はない。いまは期待と不安が入り混じっている状況である。ただ、一つ言えるのは来週18、19日のFOMC後に米株式の流れが大きく変わる可能性があることだ。

ここ数年、FOMCの決定はおおむね市場のコンセンサス通りとなっていた。マーケットの関心も薄れていたのであるが、世界同時株安の影響で「パウエル・プット」への期待が急速に広がり、来週のFOMCへの関心も高まっている。

パウエル・プットとはFRB(米連邦準備制度理事会)のジェローム・パウエル議長とオプション取引のプットを合わせた造語である。プットオプションは株価急落による資産の目減りを防ぐ資産防衛術の一つとしてヘッジファンドをはじめとする多くのプレイヤーが活用しており、転じて「FRBが株安に歯止めをかけてくれる」との期待を込めてFRB議長の名前にプットを付けて呼んだりすることもある。過去にはグリーンスパン・プット、バーナンキ・プットと呼ばれたこともあった。

今回は、来週のFOMCを控えウォール街で広がる「パウエル・プット待望論」についてリポートしよう。