「変化はチャンス?」それとも…ソフトバンクの公募価格割れ、過渡期を迎えるSBGのバリュエーション
(画像=ZUU Online)

12月19日、東証1部にソフトバンク <9434> が上場した。調達額で2.6兆円、過去最大級のIPOとして注目を集めたソフトバンクであるが、初値は1464円と公募価格の1500円を下回り、翌20日には一時1176円と公募価格比で21.6%の下落率を記録した。

ちなみに、1兆円を超えるIPOといえば1987年のNTT <9432> 、1998年のNTTドコモ <9437> 、2010年の第一生命ホールディングス <8750> 、そしてソフトバンクの4件である。その4件の中で初値が公募価格を割り込んだのは今回が初めてだ。市場関係者の注目を集めたソフトバンクが公募価格を大きく割り込んだのはなぜか。

今回は2018年の東京株式市場で最大級のイベントともいえるソフトバンクのIPOを振り返るとともに、親会社のSBG(ソフトバンクグループ)のバリュエーションについても考察したい。