サラリーマン大家さんから始めて年収1億円!成功のポイントは?

不動産投資,小林昌裕
(画像=THE21オンライン)

不動産投資に興味があっても、まず何から始めれば良いのか、具体的にはどんな段取りで進めれば良いのか等、始める前に知っておきたいことは色々とある。サラリーマン大家さんから始め、今では副業の学校「副業アカデミー」を主宰する小林昌裕氏に、よくある疑問についてQ&Aで教えてもらった。(取材・構成=内埜さくら)

始める前に必ず最低限の知識をつけよう

実物資産を得たうえで、安定した家賃収入を得られる不動産投資は、ビジネスパーソンの副業として最初にお勧めしたい投資方法です。もちろん、高い買い物ではありますが、会社員なら安定した給与が得られるため、融資を受けやすいということもあります。僕自身も、サラリーマンだった頃に不動産投資から始め、今では独立して副業を教える学校を主催しています。

では、誰もが簡単に成功できるかというと、もちろんそんなことはありません。不動産投資で失敗するのは、「易きに流れる」人。最低限の知識を習得するという手間をかけずに、見切り発車で始めてしまう人が意外といるのです。不動産投資を始める前の勉強は絶対に必要です。自分の中に「この物件は買うべきか、買わないほうがいいか」といった判断基準を持つためにも、学びは不可欠です。

勉強というとハードルが高く感じるかもしれませんが、不動産に関する勉強は、収支の計算方法や空室を埋めるための施策や対策、地震や火事、修繕が起きたときに保険を使う方法などです。それほど難しいものではありません。本を読んだり先輩大家さんの話を聞いたりすれば、必ず身につきます。

「買わない理由」を見つけすぎないこと

事前学習を経て、いざ物件の購入段階になって尻込みしてしまうことも。挑戦することには多少のストレスがかかるものですから、「やらない理由」を見つけたがるものです。ここまで来たら、「買わない理由を見つけすぎない」ことが大切です。

初めて不動産投資をするときは、僕も「怖い」という感情を抱きました。「入居者が決まらなかったらどうすればいいのか」「地震が起きて建物が倒壊したらどうなるのか」など、不安のネタは尽きませんでした。しかし、僧侶の枡野俊明氏の著書に、『心配事の9割は起こらない』という本がありますが、このタイトルのように、心配事の90%は起きません。残り10%のリスクについても、事前に想定して対策を立てておけばほぼ乗り越えられると体験しました。

不動産投資は、自分の人生の目標に到達するための手段です。興味のある人は始めて、収入複線化につなげてみてはいかがでしょうか。