(本記事は、米山公啓氏の著書『できる人の、脳の「引き出し」「スイッチ」「ブレーキ」』ぱる出版、2017年6月8日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

お金をかける
(画像=aslysun/Shutterstock.com)

自分にお金をかける

自分のやりたいことに、どれだけお金をかけているだろうか。

また、ときには日常と違った体験にお金を払っているだろうか。

よく話に出てくる例としては、2、3万するだろうフレンチを食べに行くことや趣味に給料の大半をかけてしまうなど。

自分にお金をかけるというのは、新しい体験をするためにお金をかけるということ。自分の世界を広げるために、お金を使うのである。

体験するということは、自分の世界を広げるだけでなく、全身にその体験を記憶させることになるので、ドーパミンを出すための非常に良い有効手段になるのだ。

自分の世界を広げる場合は、かなりの投資が必要になる。

ハードルが高い世界に飛び込めということではなく、食べることどころか何もかも忘れて夢中になれることを見つけ出せという意味である。

それくらい熱中できることでなければ、経験として周囲と特に差があるわけでもなく、自分の記憶としても印象が薄く、人間としてのメリハリがないと言えるだろう。

同じように、高い買い物をするというのも、一つの経験になる。

年収300万円でフェラーリを買うという話があるのだが、馬鹿だという意見がある一方で、それをしたならば生き方が変わるだろうと素直に思う。

人生を変えてしまうくらい強烈な出来事にお金をかけるのは、それこそできない人からできる人に変身するのと同じではないだろうか。

もちろん、借金を推奨しているわけではないことを、肝に銘じておいて欲しい。

ただリスク(借金)なくして大きな成功を得ることは難しい。

さて、お金を使って体験をすることはドーパミンを出す有効手段だと伝えたが、目の前にニンジンをぶら下げられた馬のようになれるということだ。

あの美味しい味をまた体験したいから仕事を頑張る。

フェラーリを試乗したけれど乗り心地が最高で車体もカッコいいから頑張って計画を立てて購入する。

これらは、ただ雑誌やネットで見ているだけでは、そこに対する思いが全然違う。やる気スイッチの強さが天と地ほど違うだろう。

試しでも体験してみると、それは成功体験を明確にイメージできるようになるからであり、これまでにないほどのやる気スイッチになることだろう。

できる人の、脳の「引き出し」「スイッチ」「ブレーキ」
米山公啓(よねやま・きみひろ)
1952年山梨県生まれ。作家、医学博士。専門は神経内科。聖マリアンナ大学第2内科助教授を98年2月に退職。診療を続けながら医療エッセイ、医療実用書、医学ミステリーなど幅広く著作活動や講演を行っている。現在までに280冊以上を上梓。主な著書に、『もの忘れを90%防ぐ法』(三笠書房)、『脳が若返る30の方法』(中経出版)、『Dr.米山公啓の頭が良くなる生活習慣』(アントレックス)『できる人の脳が冴える30の習慣』(中経出版)など多数ある。

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