(本記事は、近藤珠實氏の著書『伝わる!電話、メール、ビジネス文書の仕事活用術』の中から一部を抜粋・編集しています)
『伝わる!電話、メール、ビジネス文書の仕事活用術』シリーズ
ピンチはチャンス
個人やクライアントからのクレームは、もっとも避けたい事態です。
しかし、考えようによってはチャンスでもあります。個人からのクレームは、指摘された点を改善すれば業務改善に繋がりますし、クライアントからのクレームも、すばやく、真摯に処理をすれば、信頼は増すでしょう。
ピンチはチャンス。仕事をする上でクレームを完全に避けることは難しいものです。ならば、クレームを成長につなげてしまいましょう。
- クレーム対応報告書の文例
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個人クレームは詳しく書く
個人からのクレーム内容はできるだけ詳しく書いてください。報告書の意義は、クレームを含む個人からの意見を集めることにもあるからです。
次に、どのような対応をしたかを記します。これも、重要なデータとなります。
そして、対策を詳しく書きます。再発を防止するという観点から効果的な対策が立てられれば、組織として成長したといえるでしょう。
クライアントからのクレームを隠さない
クライアントからのクレームは、対応を誤ると大事になる恐れがあります。スピーディーな対応をするのはもちろん、早めに報告書を書き、社内で共有しましょう。
このとき、クレームを広く共有することが大切です。クライアントからのクレームは、仮に対応を終えたとしても、会社にとっての財産でもあるためです。
くり返しになりますが、クライアントからのクレームには業務改善のヒントが詰まっているためです。
クレームを隠したり、ごまかしたりすることは問題を大きくするだけでなく、成長の機会を逃すことでもあります。
- 取引先からのクレーム報告書の文例
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point
- クレームは業務改善のチャンス
- 個人からのクレームは貴重な情報
- クレームは隠さず共有する