「自分はどんな時にモチベーションが上がる人間なのか」を把握する

営業の武器
(画像=THE21オンライン)

次に自分はどんなことがあるとモチベーションが上がるのか、逆にモチベーションを低下させる要因は何なのかという自身の傾向も知っておきたい。

そうした傾向が分かるとセルフ・モチベーション・コントロールがしやすくなるからだ。

実際、モチベーションを上げる要因、下げる要因にはかなりの個人差があるし、更には「自分はどんな時にモチベーションが上がる人間なのか」なんて、研修にでも参加しない限りは考えもしないだろう。

周りの人に聞いてしまうという手も

確かに「やることは増えたのに、年収は減ってしまったのでモチベーションが下がった」といった感じで、モチベーションの低下は自覚するものの、そこには「自分は正当に評価されないとモチベーションが下がる人間だ」という自己認識までは至らないことが多い。

逆にそういう人は、自身の業績が正当に評価されれば、モチベーションを維持できるので、その傾向を、「評価を高めるために今以上の業績を上げよう」といった具合に、自身の意識を変えることに活かすことができる。これがセルフ・モチベーション・コントロールだ。

もちろん、自分ではそうした傾向に気づけない場合は、上司や元上司に客観的な意見を聞くなどして、自身の傾向を正しく理解しておきたい。

(出典:営業サプリ https://www.eigyousapuri.jp/

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大塚 寿(おおつか・ひさし)
エマメイコーポレーション代表取締役
1962年、群馬県生まれ。1986年、株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)に入社。サンダーバード国際経営大学院でMBA取得後、営業研修を展開するエマメイコーポレーションを創業、現在に至る。著書に『リクルート流』(PHP研究所)、『オーラの営業』(Nanaブックス)、『仕事をつくる全技術』(大和書房)、累計28万部のベストセラー『40代を後悔しない50のリスト』シリーズ(ダイヤモンド社)など多数。共著に『法人営業バイブル』(PHP研究所)など。(『THE21オンライン』2019年11月05日 公開)

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