自分の仕事の工程を流れにしてとらえてみる
私の事務所でいえば、いつも以下のような工程で仕事をルーティン化しています。
①調べる→②手描きのラフを描く→③「叩き台」となるラフをパソコンで描く→④見本を出す→⑤最終見本(修正版)を出す。
私は文房具のデザインをすることもあれば、鉄道会社のブランディングやロゴ作りに関わることもあります。仕事の内容は変わっても、取り組む工程はまったく同じです。
皆さんの仕事も同じはず。例えば提案書を作る場合であれば、それが社内向けの業務改善の提案書であったとしても、顧客向けの商品やサービスの提案書であっても、だいたい以下のような流れになると思います。
①調べる→②方向性を決める→③企画書の流れを決める→④文字にする→⑤図を加える→⑤完成。
この流れを無視して、いきなり「文字にする」ことから始めてしまったら、書いている途中に方向性が違うことに気づき、また最初から書き直すというように、ムダな作業時間が発生する可能性大です。
ですから皆さんも、まずは自分がいつもどんな工程で仕事をしているか、またはどんな工程で仕事をすれば最も効率的かを考え、ルーティン化することから始めてみてください。
もちろん転職したばかりとか、新しい部署に異動してきたばかりという場合、いきなりその仕事の工程を把握するのは難しいでしょう。
でも早ければ1カ月、遅くても3カ月も働いていれば、ルーティン化は十分に可能だと思います。