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IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記」を運営。このブログはIPO(新規公開株式)について銘柄別に詳しく情報を発信しています。ブログ運営歴は14年目を迎えIPOについての知識だけは誰にも負けません。初値予想を中心に情報共有できるサイトを目指します!大学卒業後、病院事務職を数年経験し現在は自動車関係の仕事をしています。普通の人がIPOを続けるとどうなるのか自分で実証します。

ソーシャルレンディングで投資を行う人が増えている

ソーシャルレンディング
(画像=PIXTA)

ソーシャルレンディングとは、インターネットを活用して、お金を借りたい会社(借り手)とお金を運用して増やしたい人(貸し手)をマッチングするサービスです。

最近、ソーシャルレンディングに投資を行う人が増え続けています。投資を行った後は何もせずとも分配金を手に入れることができるため、非常に楽な投資と言えるでしょう。しかし、リスク面を考えずに投資を行っている人も見受けられます。

ソーシャルレンディング事業者は、第二種金融商品取引業者の登録を受けることで運営が可能になります。最近は多くの事業者が登場し、どこに投資を行って良いのか困るようなことも増えています。

私もソーシャルレンディング(クラウドファンディング)で資産の一部を運用しています。しかし、利回り重視で投資を行い失敗した経験もあります。高利回りにつられて安易に投資を行ってしまうと痛い目を見る可能性があるため、運営企業をしっかり選択したほうが良いでしょう。

運営企業の選び方として重要なのは、上場企業が直接運営しているソーシャルレンディング事業者であることです。もしくは上場企業の関連会社が運営していることが望ましいでしょう。

また、第二種金融商品取引業者ではなく「第一種金融商品取引業者」になればさらに投資リスクが下がるでしょう。

第一種金融商品取引業者の登録を受けるには、第二種金融商品取引業者よりも厳しい要件があり、最低資本金や純資産額の規制、自己資本規制比率など登録する際のハードルが高くなっています。

第一種金融商品取引業者の方が、より信頼できると言えるでしょう。主に証券会社やFX業者、金融先物取引会社などが第一種金融商品取引業者にあたります。

ソーシャルレンディングへの投資は基本的な考えとしてミドルリスクミドルリターンと言えます。

ソーシャルレンディングとクラウドファンディングの違いは?

投資初心者の中には、ソーシャルレンディングとクラウドファンディングの違いがわからない人もいるでしょう。

ソーシャルレンディングは「融資型クラウドファンディング」や「貸付型クラウドファンディング」と呼ばれることもあります。さらに不動産投資型や株式投資型、購入型、寄付型などクラウドファンディングには種類があります。

スキームの違いにより名前も変わりますが、ソーシャルレンディングと融資型(貸付型)クラウドファンディングは同じと考えてよいでしょう。投資した資金に対して決められた利益が出る仕組みになっています。

さらには、不動産投資型クラウドファンディングと不動産を対象にした融資型(貸付型)クラウドファンディングもあります。どちらも不動産を対象に投資を行うため混乱しがちです。

個人的には、劣後出資が付いた不動産投資型クラウドファンディングへの投資がお勧めです。ソーシャルレンディングは融資することをスキームに組み込んでいます。

また不動産投資型クラウドファンディングは、特定の不動産に対する出資を行います。

まずは口座を開設してみましょう。そして実際に投資を行う前にファンドの内容を確認し、理解できた場合に投資を行いましょう。多くの企業は1万円から投資することができます。

ソーシャルレンディングのリスクやデメリットは何?

ソーシャルレンディングはミドルリスクミドルリターンな投資です。リスクやデメリットはあるのでしょうか。

一番大きなリスクは運営企業が破綻することです。投資家にはどうすることもできないため、運営企業選びは最も重要です。また、元本保証がないため元本毀損の可能性があります。さらにファンドごとに運用期間が決まっているため、基本的に解約ができません。

上記の内容を考えた場合、投資を行いたいと思わない人もいるかもしれません。しかし、最近の運営企業は情報開示がしっかりしています。できるだけ情報開示が多い企業を選ぶことでリスク回避ができるでしょう。

また、多くの運営企業は元本毀損とならないように担保設定等を行っています。不動産や太陽光など、投資対象になる商品が多い特徴があります。

組成された案件(ファンド)には元本割れや貸し倒れリスクがあります。リスク軽減の方法としては、担保が融資額以上であることが一つの目安です。担保設定がない場合もあるため必ずチェックしておきましょう。

さらに、運営企業の業績にも目を通しておきましょう。赤字企業の場合は投資を見送ることも検討しましょう。

ソーシャルレンディングは儲かるの?

ソーシャルレンディング
(画像=PIXTA)

運営企業によっては利回りが10%を超えるような商品も存在します。多くの企業では3%~5%程度の利回りが多いため、現実味のある投資先と言えるでしょう。

しかし、利回りが高いと言うことはそれだけリスクも高いと言えます。それでも個人投資家には人気があり、リスクを理解したうえで投資を行っています。

現状は需要と供給のバランスが取れておらず、ソーシャルレンディングに投資を行いたい投資家があとを絶ちません。損失を出さないためにも、運営企業や投資案件の内容はしっかり確認しておきましょう。

現在は低金利時代のため、ほったらかしでも利益が見込める投資に注目が集まっています。一度投資を行えば、投資家は償還されるまで何もする必要がありません。銀行金利も期待できず、国債利回りにも期待できない状況が続いているため、ソーシャルレンディングが注目されているようです。

例えば100万円を利回り5%で運用した場合は1年間で5万円の利益が見込めます。これほど楽な投資はないでしょう。

投資信託で資産を運用した場合に、元本変動となるリスクもあります。ETFへの投資も同じです。ソーシャルレンディングは元本が変動するリスクがなく利益が見込める性質があるため、個人投資家を中心に人気が高まっているのでしょう。

分散投資でリスクを軽減させよう!

リスク軽減のためには、運営企業の選択と、担保設定やファンド運営企業の業績確認が重要だと述べました。

さらにリスクを軽減させるためには、企業別に資金を分散させることです。管理の面で少し面倒になるかもしれませんが、ぜひ面倒くさがらずに実行するようにしましょう。投資案件を個別に確認し資金分散を行うことは多くの投資家が取り組んでいます。

しかし、複数の運営企業に資金を分散し、さらに案件ごとに資金分散できている投資家は少ないでしょう。こちらも投資リスクを下げるために、できれば行っておいたほうが良いことです。

1社に資金を集中させて投資を行うと、企業が破綻した場合にどうすることもできません。担保設定などで投資金返還となることも考えられますが、事前に考えられるリスクはできるだけ回避しておきたいものです。

分配金は総合課税なことに注意

利益が出ても、税金が高くなってしまうデメリットもあります。ソーシャルレンディングの分配金は「雑所得」に該当します。総合課税となるため、個人の1年間の所得合計により課税所得を計算しなければなりません。

これにより所得税と住民税が増える可能性があります。確定申告をしなければならない場合があることは覚えておきましょう。

株式のように、特定口座や一般口座の区別はありません。また、分配金は分配時に所得税等が源泉徴収される仕組みになります。

ソーシャルレンディングへ投資を行ってみたい人は、運営企業を見定め、小額から投資をはじめてみてはいかがでしょうか。忙しい人にも魅力ある投資でしょう。