外飲みする人が急増、休業要請はしない方が良かった?

酒を出す飲食店に対する休業要請は、ある現象も引き起こしている。それが「外飲み」の急増だ。居酒屋やバーなどで酒を飲めなくなった分、外で友人や知人と開放的な気分でお酒を飲む人が各地で出現している。

外飲みをする場所はさまざまだ。公園や駅前のベンチ、コンビニの駐車場、歓楽街の一角というように、いろいろな人が利用する場所で大声を出しながら外飲みをしている人もいる。これでは、お酒を飲んでいる人同士はもちろん、周囲の人の感染リスクも高めてしまう。

休業要請の副作用とも言えるこうした現象が起きる中、「外飲みをさせるくらいなら、居酒屋を開店させた方がいい」といった声もあり、休業要請自体に疑問を投げかける人も増えている印象だ。

このままでは東京五輪の時期は…

もうすぐ東京五輪が開催される。開催時期に緊急事態宣言が発令されているかは分からないが、この調子だと休業要請が出ているか出ていないかに関わらず、多くの居酒屋やバーが隠れてパブリックビューイングなどを行い、そこに詰めかける人も多いはずだ。

このように、緊急事態宣言は形骸化しつつある。国はこの状況を踏まえ、追加の取り組みを行う必要があるのではないか。

文・岡本一道(金融・経済ジャーナリスト)

無料会員登録はこちら