生活をしていく上で、年収の金額は誰にとっても重要だ。金額が大きいに越したことはないが、長期的な視点を持ち「生涯給与がどれくらいになるか」にも注目したい。

社会に出る年齢が遅くても学歴が高ければ生涯賃金は高くなる傾向があり、そしてもちろんどの企業に就職するかによっても、生涯給与に差が出てくる。具体的に最新データを分析していこう。

目次

  1. 学歴別・男女別の生涯給与は?
  2. 生涯給料トップ20企業ランキング
  3. 生涯給料、就職先によって平均値と大きな差
  4. 「投資」や「副業」に挑戦する道
日本の生涯給料トップ10 3位は日本商業開発、2位はキーエンス、1位は?
(画像=SergeyNivens/stock.adobe.com)

学歴別・男女別の生涯給与は?

独立行政法人「労働政策研究・研修機構」は、毎年発表している「ユースフル労働統計」において、60歳までフルタイム正社員(同一企業継続就業以外のケースも含む)の生涯賃金を明らかにしている。

この統計の2023年版では、学歴別・男女別の生涯賃金は次の通りとなっている。中学卒が最も社会に早く出て働き始めることとなるが、生涯賃金は最も低い。一方、大学院卒は社会に出るのが最も遅いが、生涯賃金は最も高い。中卒と大学院卒を比べると、男性で1.52倍、女性で1.75倍の差がある。

最終学歴:中学卒
・男性:1億9,660万円
・女性:1億4,260万円
最終学歴:高校卒
・男性:2億300万円
・女性:1億4,920万円
最終学歴:専門学校卒
・男性:1億9,780万円
・女性:1億7,080万円
最終学歴:高専・短大卒
・男性:2億2,840万円
・女性:1億7,230万円
最終学歴:大学卒
・男性:2億2,740万円
・女性:1億9,800万円
最終学歴:大学院卒
・男性:3億30万円
・女性:2億5,050万円

ちなみにこの統計では、生涯労働時間も紹介されている。学歴別・男女別のデータは以下の通りとなっている。

最終学歴:中学卒
・男性:11万9,900時間
・女性:10万3,900時間
最終学歴:高校卒
・男性:11万1,800時間
・女性:9万7,900時間
最終学歴:専門学校卒
・男性:10万4,600時間
・女性:9万2,500時間
最終学歴:高専・短大卒
・男性:10万3,900時間
・女性:9万3,500時間
最終学歴:大学卒
・男性:9万9,200時間
・女性:9万200時間
最終学歴:大学院卒
・男性:9万3,900時間
・女性:8万6,400時間

当然、中学卒が最も労働時間が多く、大学院卒が最も少なくなる。男性で比較すると、中学卒と大学院卒では2万6,000時間、女性で比較すると1万7,500時間の差がある。