
楽天証券で取り扱いがあるジュニアNISA。2023年の制度終了を前に、駆け込みで口座を開設する人が増えています。楽天証券のジュニアNISAには、どのような特徴があるのでしょうか。メリット・デメリットや注意点などをしっかり確認した上で、家族の資産運用方法の一つとして活用しましょう。
目次
- 楽天証券は取扱銘柄が多く楽天ポイントが貯まるメリットがある
- 楽天カードで積立できず、ポイント投資もできない等のデメリットも目立つ
- 楽天ポイントを普段の生活で使っている人におすすめ!
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楽天でジュニアNISAを始めるメリット

- 取扱銘柄が多い
- 日経テレコンは金融教育のチャンス
- 楽天ポイントが貯まる
ジュニアNISAは、証券会社や銀行などさまざまな金融機関で取り扱っています。では、楽天証券でジュニアNISAを始めるとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、3つのメリットについて解説します。
取扱銘柄が多い
楽天証券でジュニアNISAを始めるメリットの1つめは、取扱銘柄が多いことです。ジュニアNISAでは投資信託の他、国内外の株式やETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)など幅広い金融商品に投資できます。ただし実際に投資できるのは、口座を開設した金融機関で取り扱っている商品のみです。投資先の選択肢を広げるためには、取扱商品数が多い金融機関を選ぶことが大切です。
楽天証券は国内外の株式やETFなど多くの商品を取り扱っています。特に投資信託の取扱数は2,600以上あります。投資信託は、投資家から集めた資金を専門家(ファンドマネージャー)が運用し、利益を投資家に還元する金融商品です。そのため株式と比べてリスクが低く、投資初心者でも選びやすい金融商品といわれます。子どもの資産形成を目的としてジュニアNISAを活用するなら、投資信託の取扱数が多い楽天証券は有力な選択肢となるでしょう。
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日経テレコンは金融教育のチャンス
メリットの2つめは、日本経済新聞社が提供するビジネスデータベースサービス「日経テレコン(楽天証券版)」を無料で利用できる点です。日経テレコンでは、以下のサービスを受けられます。
・日本経済新聞(朝刊・夕刊)/日経産業新聞/日経MJなどの閲覧(3日分)
引用元:楽天証券公式サイト
・過去1年分の新聞記事検索
・日経速報ニュースの閲覧
日経新聞は日本で最も歴史が古い、経済専門の日刊全国紙です。通常、紙面は月4,900円の購読料、日経電子版は月4,200円の利用料がかかるため、上記を無料で利用できるのはお得なサービスといえます。経済ニュースが豊富な日経テレコンを活用すれば、親子で金融リテラシーの向上を目指せるでしょう。
日経テレコンを利用するには、楽天証券の口座が必要です。ジュニアNISAで開設する未成年口座も、日経テレコンサービスの対象になります。iSPEED for iPhone/Androidや、マーケットスピードといった取引ツールから顧客ページにログインし、閲覧しましょう。
楽天ポイントが貯まる
メリットの3つめは、投資信託の残高に応じて楽天証券ポイントが貯まることです。楽天証券ポイントは、毎月月末時点の投資信託の保有残高が初めて基準残高に到達した時に付与されます。投資信託の保有残高基準と付与ポイントは、以下のとおりです。
基準残高(月末時点) | 付与ポイント数 |
---|---|
初めて10万円に達したとき | 10 |
初めて30万円に達したとき | 30 |
初めて50万円に達したとき | 50 |
初めて100万円に達したとき | 100 |
初めて200万円に達したとき | 100 |
初めて300万円に達したとき | 100 |
初めて400万円に達したとき | 100 |
初めて500万円に達したとき | 100 |
初めて1,000万円に達したとき | 500 |
初めて1,500万円に達したとき | 500 |
初めて2,000万円に達したとき | 500 |
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カード発行日数 | |||||||
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楽天でジュニアNISAを始めるデメリット

- 楽天のポイント還元率の改悪が目立つ
- 楽天カードでは積立ができない
- マネーブリッジを利用できない
- ポイント投資ができない
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楽天証券でジュニアNISAを始めるなら、デメリットも確認しておきましょう。
楽天のポイント還元率の改悪が目立つ
前述のとおり、楽天証券のジュニアNISAで投資信託に投資すると、一定の残高に到達するごとに楽天証券ポイントが付与されます。ポイントの付与条件や還元率は、これまでたびたび見直しが行われました。
見直しが行われると、付与条件や還元率が悪くなるケースもあります。今後も見直しが行われる可能性があるため、サービスの内容を定期的に確認することが大切です。
楽天カードでは積立ができない
ジュニアNISAでは、楽天クレジットカードによる投信積立ができません。楽天証券では、楽天カードのクレジット決済による投信積立サービスを提供しており、カード決済額100円につき1ポイントの楽天ポイントが付与されます。
しかし、ジュニアNISAは楽天カードでの投信積立の対象外です。ジュニアNISAでの投信積立は、指定金融機関口座からの自動引き落としで行いましょう。なお、積立指定日は原則として毎月7日もしくは24日で、引き落としには手数料がかかりません。
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マネーブリッジを利用できない
楽天証券は同グループ内の楽天銀行と提携し、自動入出金や優遇金利などを利用できる「マネーブリッジ」というサービスを提供しています。しかし、楽天証券の未成年口座と楽天銀行の未成年口座では、マネーブリッジを利用できません。
そのため、ジュニアNISAでは自動入出金ができません。資金不足によって投資ができない事態に陥らないよう、余裕を持って入金しておきましょう。
ポイント投資ができない
ジュニアNISAでは、ポイント投資ができません。楽天証券では、保有する楽天ポイントや楽天証券ポイントを買付代金に充てられるポイント投資サービスを提供しています。
ポイント投資の対象となる口座は、特定口座、一般口座、NISA口座、つみたてNISA口座です。
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楽天でジュニアNISA口座を開設する方法・手順

ジュニアNISA口座を開設するには、親権者の証券総合口座および子ども名義の未成年者口座の開設が必須です。それぞれの手順を確認し、スムーズに手続きを進めましょう。
先に保護者の口座が必要
前述のとおりジュニアNISA口座を開設するためには、親権者の証券総合口座の開設が必要です。楽天証券のホームページから、以下のいずれかの方法で手続きを行いましょう。
▽楽天証券の証券総合口座申込方法
申込方法 | スマホで本人確認 | 画像アップロードによる本人確認 |
---|---|---|
申込端末 | スマホ | スマホ・パソコン・タブレットなど |
本人確認書類 | 運転免許証もしくはマイナンバーカード | 運転免許証、マイナンバーカード以外 |
本人確認方法 | 本人確認書類および顔写真を撮影 | 本人確認書類のアップロード |
ログインIDの送付方法 | メール | 郵送 |
開設までの所要時間 | 最短翌営業日 | 5営業日程度 |
楽天証券ホームページから口座開設を申し込み、メールアドレスを登録した後、上記のいずれかの方法で口座開設の手続きを進めます。「スマホで本人確認」を選べばネット上で手続きが完結し、最短翌営業日には口座開設が完了します。
ただし、マイナンバー通知カードは本人確認に使えないので、マイナンバー通知カードを使いたい方は、SBI証券など他の証券会社も候補に入れておくと良いでしょう。
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証券会社の特徴 | 手数料(税込) | 外国株 | IPO銘柄数 (2021年実績) |
口座開設に 要する期間 |
つみたてNISA 取扱銘柄数 |
積立できるクレジットカードの特徴 | カード年会費 | クレカ積立の 還元率 |
カード発行日数 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10万円 | ~20万円 | ~50万円 | ~100万円 | 取扱い有り | 米国株取扱数 | 米国ETF取扱数 | |||||||||||
1 |
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楽天サービスとの連携に強み | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 | 6カ国 | 4,759銘柄 | 324銘柄 | 74社 | 最短 翌営業日 |
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2 |
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3 |
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クレカ積立のポイント還元率1.1% | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 | 2カ国 | 4,561銘柄 | 345銘柄 | 64社 | 最短 翌営業日 |
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未成年口座とジュニアNISA口座を開設
親権者の証券総合口座を開設したら、次はジュニアNISA口座を開設しましょう。
未成年口座とジュニアNISAを同時開設する場合
未成年口座を開設していない場合は、ジュニアNISA口座と併せて開設手続きを進めましょう。同時開設手続きの手順は、以下のとおりです。
- 親権者の口座にログインし、未成年口座およびジュニアNISAの同時申込を行う
- 申込フォームの入力と必要書類のアップロード
- 簡易書留で送付されたログインIDおよびパスワードの受け取り
- ジュニアNISA開設を待つ(1~2週間)
未成年口座の開設で必要な書類は、家族構成によって異なります。不備がないよう、あらかじめ確認して揃えておきましょう。
・パターン1:親権者と子どもの住所が同じ場合
世帯全員が記載された住民票の写し(コピー可)が必要です。住民票は以下を満たしている必要があります。
・子どものマイナンバーの記載があること
・申込者と子どもの氏名・生年月日・続柄の記載があること
・発行から6ヵ月以内であること
・発行元印が鮮明であること
この場合、親権者は原則として父母になります。子どものみの住民票では不備となるため注意しましょう。
・パターン2:親権者と子どもの住所が別の場合
申込には、以下の3つの書類が必要です。
1.子どもの住民票の写し(コピー可)
子どものマイナンバーの記載があり、発行から6ヵ月以内で発行元印が鮮明なもの
2.戸籍謄本または戸籍全部事項証明書(コピー可)
子どものマイナンバーの記載があり、発行から6ヵ月以内で発行元印が鮮明なことに加え、親子の「続柄」を証明できる申込者と口座名義人(子ども)の記載がある
3.親権者の本人確認書類
上記の他、未成年者の本人確認書類(各種健康保険証、印鑑登録証明書、住民票の写しなど)およびマイナンバー書類(通知カード、個人番号カード、マイナンバーの記載がある住民票の写し)が必要です。
ジュニアNISAの口座を開設する場合
未成年口座をすでに保有している場合は、すぐにジュニアNISA口座の開設手続きを進められます。親権者の証券総合口座にログインし、申し込みましょう。
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楽天証券のジュニアNISA口座開設キャンペーン

未成年者名義で投資できるジュニアNISAは、子どもや孫の資産形成を主な目的として2016年に誕生しました。2020年末から2021年末にかけて、口座数が約30万から50万以上へと急増しており、2023年の制度終了を前に多くの人がジュニアNISAでの投資を始めていることがわかります。
ジュニアNISAでの資産運用をよりお得にスタートしたいなら、証券会社が実施しているキャンペーンを活用すべきです。主要ネット証券における証券総合口座新規開設数4年連続第1位の楽天証券では、エントリー不要で国内株式の売買手数料が0円になるキャンペーンを実施しています。ジュニアNISA口座の開設を考えているなら、楽天証券はぜひ検討したい証券会社です。
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親なら知っておくべき!楽天証券でジュニアNISAを始める際の注意点

ジュニアNISAは、子どもの資産形成を目的とした未成年者少額投資非課税制度です。ここで、ジュニアNISAの基本事項を確認しておきましょう。
▽ジュニアNISAの基本事項
項目 | 詳細 |
---|---|
利用できる人 | 日本在住の未成年者(※) |
非課税対象 | 株式や投資信託等への投資から得られる配当金・分配金・譲渡益 |
口座開設可能数 | 1人1口座 |
非課税投資枠 | 新規投資額で毎年80万円 |
非課税期間 | 最長5年 |
投資可能期間 | 2016年~2023年 |
運営管理者 | 口座開設者本人(未成年者)の二親等以内の親族(両親・祖父母など) |
引用元:金融庁
ジュニアNISAは子どもや孫の名義で口座を開設し、親や祖父母などが資金拠出および資産運用を行い、子どもの資産形成を行う仕組みです。
ここからは、ジュニアNISAを始めるにあたってのポイントや手順などを見ていきます。まずは、ジュニアNISAを利用する際に知っておくべき注意点を確認しましょう。
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まずは親が口座を開設しなければならない
ジュニアNISAの口座は、単独では開設できません。ジュニアNISAを利用するには、まず未成年後見人(親権者)が楽天証券で証券総合口座を開設する必要があります。
楽天証券での証券総合口座の開設は最短で翌営業日に完了しますが、場合によっては数日~1週間程度かかることもあります。証券総合口座の開設には、手数料はかかりません。ジュニアNISAの利用を考えているなら、まずは親権者の証券総合口座の開設を進めておきましょう。
子どもが20歳以上の場合は口座を開設できない
ジュニアNISAには年齢制限があり、名義人となる子どもが20歳以上の場合は開設できません。日本在住で、ジュニアNISA口座を開設する年の1月1日時点で19歳以下の人が対象です。なお成年年齢の引き下げに伴い、2023年1月1日以降のジュニアNISA対象年齢は17歳以下になります。
ジュニアNISAでは18歳まで払い出しができない
ジュニアNISAでの投資で最も注意しなければならないのは、原則として18歳になるまで投資した資金の払い出しができないことです。ジュニアNISAは、子どもの資産形成を目的とした制度です。進学や就職で必要な資金の形成を目的として非課税が適用される制度なので、短期での資金の払い出しは原則としてできないことになっています。
もし18歳になる前に資金を払い出した場合、ジュニアNISA口座内で生じた過去の利益に課税されます。ただし災害など、やむを得ない場合は非課税での払い出しができます。
株の売却はいつでもできる
ジュニアNISAで投資した株式や投資信託なども金融商品は、いつでも売却できます。口座からの資金の払い出しはできませんが、口座内の資金で金融商品を売買することはできるのです。
なお、ジュニアNISAの非課税投資枠は毎年80万円まで、すでに保有している株式や投資信託を売却しても非課税投資枠は復活しません。
2024年に廃止されるが継続利用できる
ジュニアNISAでの投資可能期間は2023年までで、2024年には制度が終了します。2022年と2023年に投資した資金は、それぞれ5年にわたって非課税で運用できます。5年が経過した後は、保有する金融商品の継続管理勘定へ移管(ロールオーバー)できます。継続管理勘定では、18歳になるまで金融商品を非課税で保有することができます。
ロールオーバーを行う際に金額の上限はなく、保有する金融商品の時価が80万円を超えていても、そのすべてを移管できます。継続管理勘定では売却することはできますが、新規買付はできません。
ジュニアNISAは2023年に終了しますが、その後も非課税効果を享受できるため、今からジュニアNISAを始めてもメリットは十分あるでしょう。
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楽天ジュニアNISAでの株の買い方・投資の始め方
ジュニアNISA口座を開設したら、株や投資信託といった金融商品の買付をスタートできます。ここでは、投資の始め方を詳しく見ていきましょう。
未成年口座に入金する
投資するためには、資金を口座に入金しなければなりません。ジュニアNISAで投資する資金は一旦未成年口座に入金し、その後ジュニアNISA口座に振り替える必要があります。入金の手順は以下のとおりです。
- 未成年総合口座にログインし、マイメニューから入出金・振替「入金」画面に進む
- 銀行を選んで入金する
- マイメニューから入出金・振替「入金」を選び、「ジュニアNISA口座振替」に進む
未成年口座からジュニアNISA口座に資金を移動する
未成年口座への入金が完了したら、次にジュニアNISA口座に資金を振り替えます。ジュニアNISAで投資できるのは、年間80万円までです。振替画面に表示された「ジュニアNISA買付可能枠」を確認し、入金額を決めましょう。
銘柄を選ぶ
ジュニアNISA口座に資金を振り替えたら、投資する銘柄を選びます。すでに購入したい銘柄が決まっている人は、ジュニアNISA口座のマイページで銘柄コードや銘柄名を入力すれば注文に進めます。
購入したい銘柄が決まってない人は、未成年口座のマイページで銘柄を選びましょう。未成年口座では、条件を設定してスクリーニングをしたり、各銘柄のチャートを確認したりできます。購入する銘柄が決まったら、未成年口座のマイページからジュニアNISAでの買付に進むこともできます。
「ジュニアNISAで注文」で投資する
注文は、ジュニアNISAおよび未成年口座のマイページから行えます。未成年口座から発注する場合は、「ジュニアNISAで注文」を選びましょう。ジュニアNISA口座での購買余力(買付可能な金額)を確認し、購入金額を入力します。
ジュニアNISAでの買付で忘れてはならないのが、口座区分の選択です。ジュニアNISA口座において非課税で投資するには、口座区分を「NISA」に選択する必要があります。「特定」もしくは「一般口座」を選ぶと、課税口座での取引になってしまうので注意してください。
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楽天証券のジュニアNISAで買えるおすすめ銘柄

ジュニアNISAを検討している人の中には、投資銘柄を決められずに悩む人もいるかもしれません。リスクを取って積極的に運用するのではなく、リスクを抑えて安定的に資産を運用したいのであれば、投資信託がおすすめです。
投資信託には、積立投資ができるというメリットがあります。積立投資を行うメリットは、少額でコツコツと運用資産を増やせることと、定期的に購入をすることで購入価格が平準化され、高値掴みのリスクを軽減できることです。
ここでは、ジュニアNISAでの資産運用におすすめの投資信託を3つ紹介します。
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
1つめは、日本を除く世界各国の株式に投資するeMAXIS Slim 先進国株式インデックス。概要は以下のとおりです。
▽eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
項目 | 詳細 | |
---|---|---|
基準価額(2022年6月13日時点) | 1万9,359円 | |
設定日 | 2017年2月 | |
決算日 | 年1回(4月) | |
分配実績 | なし | |
分運営管理費用(信託報酬) | 0.1023% | |
リターン(年率) | 1年 | 13.40% |
3年 | 18.87% |
日本を除く世界の株式に投資するeMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、これ1本で世界各国に分散投資を行うのと同じ効果を得られます。分配金の実績はありませんがリターンが高く、順調な運用が行われているファンドです。
・楽天・全米株式インデックス・ファンド
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、米国株式市場の約4,000銘柄に分散投資を行うファンド。概要は以下のとおりです。
▽楽天・全米株式インデックス・ファンド
項目 | 詳細 | |
---|---|---|
基準価額(2022年6月13日時点) | 1万9,016円 | |
設定日 | 2017年9月 | |
決算日 | 年1回(7月) | |
分配実績 | なし | |
分運営管理費用(信託報酬) | 0.162% | |
リターン(年率) | 1年 | 13.07% |
3年 | 20.41% |
楽天・全米株式インデックス・ファンドの特徴は、アップルやアマゾン、マイクロソフトといった大企業だけでなく、中小型株も網羅していることです。米国株式に幅広く投資をしたいなら、有力な選択肢となるでしょう。
・<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は、国内外の株式および債券に分散投資を行うファンド。概要は以下のとおりです。
▽<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
項目 | 詳細 | |
---|---|---|
基準価額(2022年6月13日時点) | 1万4,179円 | |
設定日 | 2015年8月 | |
決算日 | 年1回(11月) | |
分配実績 | なし | |
分運営管理費用(信託報酬) | 0.154% | |
リターン(年率) | 1年 | 3.75% |
3年 | 8.56% |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は、国内外の株式と債券に25%ずつ均等に投資するファンドです。リスクの大きさや値動きの傾向が異なる株式と債券を組み合わせることで、より安定的な運用を目指しています。リスクを取って大きなリターンを狙うよりも、着実に子どもの資産を形成したいと考えるなら、検討したいファンドです。
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ジュニアNISAを始めるならどっち?SBIと楽天を比較

楽天証券と同じ主要ネット証券に、SBI証券があります。ジュニアNISAを始めるなら、どちらで口座を開設するべきでしょうか。主なサービスの内容を比較してみましょう。
▽楽天証券とSBI証券の主なサービスの内容
項目 | 楽天証券 | SBI証券 |
---|---|---|
国内株式売買手数料 | 0円 | 0円 |
提携ポイント | 楽天ポイント | Tポイント Pontaポイント dポイント |
投資信託取扱数 | 2,500本以上 | 2,500本以上 |
外国株式取扱数 | 米国・中国・アセアン | 米国・中国・ロシア・韓国・タイ・マレーシア・シンガポール・ベトナム・インドネシア |
楽天証券とSBI証券との違いは、提携ポイントの種類と外国株式取扱数です。
楽天証券もSBI証券も、ジュニアNISA単体ではポイントサービスの恩恵はあまり期待できません。どちらもジュニアNISA口座の開設には親(親権者)の証券総合口座開設が必要なので、親も同じ証券会社で投資をしたいと考えているなら、よく利用するポイントと提携している証券会社を選ぶとよいでしょう。
外国株式取扱数は、SBI証券のほうが多いです。外国株は比較的リスクが高めですが、投資を検討しているならSBI証券も選択肢に入るでしょう。
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FAQ
最後に、楽天証券のジュニアNISAについてよくあるQ&Aを紹介します。
口座開設にどのくらいかかる?
ジュニアNISAの口座開設では税務署の審査などが行われるため、申込から1~2週間程度かかります。親権者の証券総合口座の開設が必要な場合は、さらに数日~1週間程度かかります。
楽天のジュニアNISA口座への入金方法は?
楽天証券のジュニアNISA口座に入金するには、まず希望する銀行から未成年口座に資金を振り込みます。楽天グループの楽天銀行のサービスであるマネースイープ(自動入出金)は利用できないため、自分で振込手続きを行う必要があります。その後、未成年口座からジュニアNISA口座に資金を振り替えます。
楽天のジュニアNISAでの積立方法は?
楽天証券のジュニアNISAは楽天クレジットカード積立に対応していないため、積立投資は指定金融機関口座からの自動引き落としで行います。積立指定日は原則として毎月7日と24日のどちらかで、引き落としには手数料がかかりません。
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