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クレジットカード会社
クレジットカードは、クレジットカード会社、国際ブランド、ランク、の3つの要素によって決定されます。発行されるクレジットカード会社によって、クレジットカード会員に提供されるサービスは様々ですが、ここでは系統ごとに特徴を整理します。
銀行系
銀行やそのグループ会社が提供するクレジットカードは一般的に、審査が厳しいと言われていますが、その厳しさがステータスの高さを特徴付けています。また、信用情報が蓄積されることによって、銀行における住宅ローンの申込みなど、将来的な取引において有利に働く場合があります。ポイントの還元率は他の業種が発行しているカードに比べて低い傾向にありますが、ATM手数料の優遇やキャッシュカードが一体となったクレジットカードの発行など、銀行ならではのお得なサービスを受けることができるでしょう。
信販会社
信販会社は、販売信用(クレジット)取引を普段からメインの業務として行っています。銀行系には劣るものの、信販会社のクレジットカードも一般的に審査が厳しく、ステータスの高いクレジットカードであると言われています。他にも、高額商品の購入やそれに伴う分割払いの際には、信販会社の特性を活かした手厚いサービスを受けることができます。さらに、流通系のクレジット会社のように独自の店舗を持たない信販会社は逆に、様々な店舗と提携しているため、豊富な特典や効率よくポイントを貯めたい方にもおすすめです。
流通系
百貨店などに足を運ぶと、クレジットカードの受付を行うカウンターなどが設置されていることがあります。よく買い物をする場所が決まっている方にとっては、流通系のクレジットカードはポイント還元率が高い点が魅力です。一方で、流通系のクレジットカードは銀行系や信販会社のクレジットカードに比べて、ステータスでは劣ると言われています。流通系のクレジットカード1枚だけでは、クレジットカードのメリットを最大限に活かすことが難しいかもしれませんが、入会のしやすさや、申込みから発行までの期間の短さが好まれることもあります。
ネット系
インターネット上でのお買い物で特定のサイトを利用している人は、ネット系のクレジットカード会社が発行するクレジットカードはおすすめです。最近では、ネット系の企業がインターネット上だけでなく、実店舗を含めた独自の経済圏を構築しているため、ポイントを貯めたり使える場所が多く、その実用性が増しています。流通系のクレジット会社と同様、ステータスは銀行系や信販会社のクレジット会社に劣るものの、入会のしやすさや、申込みから発行までの期間の短さも人気を集める理由です。
交通系
旅行が好きな方や、出張の機会が多い方には交通系の会社が発行するクレジットカードもおすすめです。鉄道系のクレジットカードの場合には、定期券が一体となったタイプやオートチャージ機能が備わっているカードも多く、かばんや財布の中身をすっきりさせたい方にとっても最適な1枚かもしれません。また、自動車を頻繁に利用される方は、ガソリンスタンド会社が発行するクレジットカードを持つことで、会員価格での給油が可能になる嬉しいサービスもあります。
国際ブランドとは
例えば、全日本空輸(ANA)は、ANAマイレージクラブのメンバー向けに、ANAマイレージクラブカード機能がついたクレジットカードを提供しています。一般カードのタイプを3つ並べてみると、還元されるマイルがどれも同じであることが分かります。違いはあくまで、それぞれのカードの右下にあるブランドマークだけです。
例:ANA一般カード比較(2022/12/16現在) | |||
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ANA VISA 一般カード | ANAマスター一般カード | ANA JCB一般カード | |
券面(表面) | |||
入会・継続マイル | 1,000マイル | 1,000マイル | 1,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | 10% | 10% | 10% |
日々のお買い物で | 200円=1ポイント=1マイル | 200円=1ポイント=1マイル | 1,000円=1ポイント=5マイル |
ANA航空券の購入で | 100円=1.5マイル相当 | 100円=1.5マイル相当 | 100円=1.5マイル相当 |
初年度年会費(税込み) | 本会員無料 家族会員無料 |
本会員無料 家族会員無料 |
本会員無料 家族会員無料 |
2年目以降年会費(税込み) | 本会員2,200円 家族会員1,100円 |
本会員2,200円 家族会員1,100円 |
本会員2,200円 家族会員1,100円 |
これらのブランドマークは、「7大国際ブランド」と呼ばれます。国際ブランド(事業者)は、決済ネットワーク(加盟店)を世界中に張り巡らせることで、クレジットカードを世界中で使えるようにしています。カード利用者は、このブランドマークが提示されている店舗でクレジットカードを利用することができます。
国際ブランドは、大きく2つのカテゴリーに分類
(Discoverブランドのクレジットカードは日本で発行されていないため省略)【カテゴリー1: 自らはカード発行や加盟店管理を行わない国際ブランド】
・Mastercard
・Union Pay(銀聯)
・Visa【カテゴリー2: 自らもカード発行や加盟店管理を行う国際ブランド】
・American Express
・Diners Club
・JCB
一般的には、カテゴリー2に属するクレジットカードの方がステータスの高さやサービス特典という観点からは優れているとされていますが、クレジットカードは使えなければ意味がないのも事実です。「どこで利用するのか」という観点から国際ブランドを選択することも重要です。
例えば、世界的にそれぞれ1位と2位のシェアを誇るVisaとMastercardブランドのクレジットカードを持っていると、海外での支払の際にも不自由しません。なお、一般的には、Visaは北米エリア、Mastercardは欧州エリアで特に強みを持っていると言われています。もし、中国へ頻繁に行かれる方にとっては、Union Pay(銀聯)も有力な選択肢となるでしょう。そして、日本国内を中心に使われる方にとっては、日本国内でVisaに次ぐシェアを持つJCBカードを持っておくと便利かもしれません。
クレジットカードのランク
クレジットカードには一般的に、上位から順に「ブラック」、「プラチナ」、「ゴールド」、「スタンダード(一般)」というランクがあります。このうち、最上位のブラックカードは基本的に招待制であるため、プラチナを最上位に据えているクレジットカード会社が多いようです。
クレジットカードのランクは、海外では特に自身の社会的信用度を表す一つのアイテムとなります。上位になるほど、審査基準も厳しくなるほか、年会費も高額になりますが、その分充実したポイント還元や各種特典、優待サービスなどを受けることができるようになります。
例:ANA VISAカード ランク間比較(2022/12/16現在) | |||
---|---|---|---|
ANA VISA 一般カード | ANA VISAワイドゴールドカード | ANA VISAプラチナ プレミアムカード | |
券面(表面) | |||
入会・継続マイル | 1,000マイル | 2,000マイル | 10,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | 10% | 25% | 50% |
日々のお買い物で | 200円=1ポイント=1マイル | 200円=1ポイント=2マイル | 200円=1ポイント=3マイル |
ANA航空券の購入で | 100円=1.5マイル相当 | 100円=2マイル相当 | 100円=3.5マイル相当 |
初年度年会費(税込み) | 本会員無料 家族会員無料 |
本会員15,400円 家族会員4,400円 |
本会員88,000円 家族会員4,400円 |
2年目以降年会費(税込み) | 本会員2,200円 家族会員1,100円 |