ジャパニーズ・ウイスキーならではの魅力とは

ウイスキーの中でも、日本国内で造られるものは「ジャパニーズ・ウイスキー」と呼ばれている。ジャパニーズ・ウイスキーはここ10年で需要が高まっており、その人気は欧米にも広がっているほどだ。

なぜ今になって注目されているのか、ジャパニーズ・ウイスキーならではの魅力を紹介しよう。

○ジャパニーズ・ウイスキーの魅力
・糖分を含んでいないにも関わらず、特有の甘味がある
・食事に合うような繊細な味わい
・さまざまな樽材を使うことで、独自の香りや風味を実現している

2021年には明確な基準が設けられたものの、ジャパニーズ・ウイスキーは製法が幅広いことで知られる。例えば、スコッチウイスキーはオーク樽での熟成が条件とされるが、ジャパニーズ・ウイスキーではさまざまな樽材を利用できる。

中でもサントリーホールディングスの山崎、ニッカウヰスキーの竹鶴などは、国内外から高く評価されている。本格的な銘柄が多いため、ジャパニーズ・ウイスキーに手を出してみるのも一興だろう。

初心者のウイスキー選びは何が正解?

ウイスキーは製法によって香りや味わいが異なり、中には万人受けしない銘柄も存在する。趣味として始める場合は、やはり「美味しく飲めること」が前提となるため、クセが少ないとされる以下の種類から考えたい。

グレーンウイスキー:小麦やライ麦など、さまざまな穀物を原料としたウイスキー。
ブレンデッドウイスキー:ブレンドによって、飲みやすさやバランスを重視したウイスキー。

また、いきなり高価なものを購入すると、口に合わなかったときに落胆するため、まずは安価なウイスキーを飲み比べる方法がおすすめだ。近所のコンビニやスーパー、バーなどで手頃なものを飲み比べて、自分に合ったものをじっくりと見極めよう。

ウイスキーは投資対象にもなりつつある

ウイスキーの中でも、特に希少性が高いものは投資対象になりつつある。

上のグラフは、代表的なジャパニーズ・ウイスキーである「山崎25年(700ml)」の価格推移を表したものだ。2021年4月時点では1本あたり約80万円だったが、2022年10月には約180万円まで相場が上昇している。

このように、貴重なウイスキーには実物資産としての価値があるため、投資や資産運用という楽しみ方も一つの選択肢になる。