③アダプティブクルーズコントロール
前走車との車間を自動調整するクルーズコントロールシステム
アダプティブクルーズコントロール(ACC)は、搭載した専用のセンサーとCPUを用いたシステムが、アクセル操作とブレーキ操作の両方を自動的に行ない、運転を支援する機能。前走車がいる場合、センサーがそれを検知し車間距離を一定に保ちながら走る「追従走行」が可能となっている。
これまでもACC付きのモデルはあったが、先進モデルは追従走行が可能となったのだ。
世界初のミリ波レーダー連携UBSを搭載ヤマハでは初となるアダプティブクルーズコントロールも搭載。
TRACER9 GT+には、ミリ波レーダーとIMUが感知した情報をもとに、前走車との車間に対し、ライダーのブレーキ入力が不足している場合、前後配分を調整しながら自動でブレーキ力をアシストする「ユニファイドブレーキシステム(UBS)」を装備。さらに電子制御サスペンションも連動させ、ライダーに負担の少ないフィーリングを実現している。追従走行が可能となるアダプティブクルーズコントロールも搭載。
前走車との車間距離を保つように車速を調整
Ninja H2 SXは、ボッシュ製ARASを搭載。ACCは、ミリ波レーダーを使用した前方レーダーセンサーが走行車線上をスキャン。設定速度を維持しつつ、前走車との適切な車間距離を保つように車速を調整する。前方衝突警告は、先行車と衝突する危険性がある場合に赤色LEDランプが点滅してライダーに警告。死角検知は後方のレーダーセンサーが周囲を監視、ライダーの死角に接近する車両を検知し警告する。
④ライティングシステム
視認性を向上する先進のライティングも登場
今や多くの車種に採用されるようになってきたLEDライト。ヘッドライトに限らず、テールライト、ウインカー、デイライトなどもに採用されている。LEDを採用するメリットとして、明るいのはもちろんだが、消費電力が少ないこと、ハロゲンに比べて長寿命であること、ユニットをコンパクトにすることができるので軽量化に貢献できるほか、デザインの自由度が高いことも挙げられる。
視認性を向上し、安全性を高める意味でも搭載車両は増えていくはずだ。
アダプティブヘッドライト
BMWのGS(一部車種)に搭載されるアダプティブヘッドライトは、中央に配置された可動式キセノンモジュールとミラーで構成。ライトが常に最適な状態で設定されているエリアを照らしてくれる。
LEDコーナリングライト
カワサキ Ninja H2 SXには、フェアリングに内蔵されたLEDコーナリングライトが、コーナリング時に路面を照射。コーナの先の視認性が向上する。