ユニクロの成功事例をもとにSTP分析を取り入れよう

ユニクロの成功の要因は、顧客のニーズを踏まえ、独自の立ち位置を確立したことにある。ユニクロの成功を踏まえ、STP分析で自社の立ち位置を改めて分析してみよう。

STP分析とは、市場全体を把握して自社の立ち位置を決めるフレームワークで、次の3つのステップがある。

  1. セグメンテーション(S):市場の細分化
  2. ターゲティング(T):顧客の絞り込み
  3. ポジショニング(P):自社の立ち位置の確立

まず、年齢や性別、ライフスタイルや価値観、購買動機などさまざまな要素で市場を細分化する。ユニクロでは「流行に左右されない服を長く着たい」という価値観などが挙げられる。

続いて、自社の強みやブランドイメージなどを踏まえ、狙うべきターゲットを絞り込む。ユニクロでは「ベーシックな服を安く買いたい」「着心地のいい服を家でも外でも着たい」などが考えられる。

最後に、競合他社と自社を分析し、独自の立ち位置を確立する。ユニクロは、ほかのファッションブランドと異なる「流行を追わない」「年齢や性別を絞らない」といった独自性を打ち出した。

STP分析をすることで、改めて市場のニーズや自社の強みを把握でき、事業の方向性を決めやすくなるだろう。

ユニクロに習って市場ニーズをくみ取ろう

世界的に成功を収めた企業には、画期的なアイデアや特殊な優位性があったのではないかと考えてしまいがちだ。しかし、ユニクロのように市場のニーズをくみ取って独自の立ち位置を貫くだけで、大きな成功を収めた事例も存在する。

世の中の枠組みにとらわれず、市場のニーズに柔軟に耳を傾け、経営の舵取りをしていくことが大切だ。

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文・木崎涼

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