先日、海外サイトで面白い記事がありました。
3 ETFs To Invest Like Warren Buffett (ウォーレン・バフェット流投資をするための3つのETF)という記事で、世界第4位の大富豪、大投資家ウォーレンバフェット氏の投資手法をお手軽に実践できるETFを紹介している記事です。

ウォーレン・バフェット氏は史上最大の投資家の一人と、言われており、憧れを抱く人も多いのですが、その投資手法を実践することはなかなか難しいといわれています。
そのため、バフェット氏の投資手法を手軽に取り入れられるETFというのは、関心のある方にはとても魅力的かもしれません。

今回はバフェット氏の投資哲学についてのまとめも交えつつ、上記のETFの紹介をお届けします。

参考:

2013年版フォーブス億万長者トップ30[世界編]~バフェット氏の連続記録止まる~
【イベント参加報告】モーニングスターETFカンファレンス2012

◉バフェット氏の投資哲学

その投資手法は一言で言うと、割安な優良株への長期投資です。ヘッジファンドのようにレバレッジをかけたり、短期売買といった取引はしません。あくまでも、その企業の長期的な成長力を評価する投資手法です。

具体的には、バフェット氏の投資基準は以下の4つになります。

  • 優れた経営者であること
  • 事業の内容が理解できること
  • 長期的に業績が良いと予想されること
  • 魅力的な価格水準であること

企業は経営者の誤った判断一つ(多角化や企業買収等)で大きく変わってしまうため、堅実かつ優秀な経営者であることを重視します。
また、バフェット氏は今でこそIBMへ投資していますが、以前はハイテク株は理解不能と考え投資してきませんでした(このためITバブル崩壊でも無傷です)。
更に、長期的な業績を予測するために、企業のブランド価値や価格決定力を持っていることを重要視しています。
そして最後に、いくら上記の3つを満たしたとしても、現在の株価水準が割安でなければ投資しません。あくまでも実際の価値よりも安く放置されている企業に投資するのが同氏の鉄則です。

参考:お勧め記事の紹介 W・バフェット「必ず儲かる法則を教えよう」~PRESIDENT 2012.1.16より~

◉ETFを活用したバフェット投資

では、上記のようなバフェット流投資の手法を実践するにはどうしたら良いのでしょうか。
毎年、オマハで開催されるバークシャー・ハザウェイの株主総会には、「オマハの賢人(Oracle of Omaha)」と呼ばれるバフェット氏から投資を学ぶべく、数千人の投資家やファンドマネージャーが集まります。

一般の投資家だとしても、バフェット氏の投資戦略やスタイルから学び、それを実践することは可能です。
バフェット氏が好むのは、実績あるビジネスモデルを有し、長期的・持続的に業績を上げることが出来る企業です。さらに、本質的価値の範囲内で取引していると考えられる取引を見つけることを重視しています。
これらのことをご自身で実践できれば、バフェット流の投資戦略を活用することは可能でしょう。

しかし、バフェット氏の投資スタイルを真似したい投資家に対して、バフェット氏のポートフォリオに含まれている(もしくはバフェット氏が投資を考えている)高い技術を持つ企業に投資をしている3つのETFを自らのポートフォリオに組む込むという選択肢を今回の記事は提示してくれています。