ビジネスに携わる人で、より給与アップやキャリアアップを目指しているなら、「趣味」にもこだわりたいところだ。ビジネスパーソンとしての自分にメリットがある趣味なら、より高いモチベーションでその趣味に取り組めるはずだ。

このような観点でこの記事で紹介したい趣味は「ランニング」だ。疲れにくい身体作りができ、記憶力がアップする効果も期待できると言われている。当然、適度に身体を動かすことでストレス解消にもつながる。ビジネスで自分の力を最大限引き出すためのランニングのメリットとは?

目次

  1. ランニングはビジネスパーソンと相性がいい
  2. ビジネスパーソンに対する恩恵
    1. 疲れにくい身体作りができる
    2. 記憶力などがアップする
    3. ストレスの解消につながる
    4. ランニングを通じた人脈作り
    5. 夜の会食も思いっきり取り組める
  3. 費用があまりかからない点もメリット
ビジネスパーソン必見! ランニングで得られる5つの驚きの恩恵
(画像=Trickster*/stock.adobe.com)

ランニングはビジネスパーソンと相性がいい

ビジネスでさらなる成功を目指している人は、プライベートに割ける時間が少なくなりがちだ。そのため、集団で取り組まなければならない趣味よりも、1人で楽しむことができる趣味の方が向いている。そういう意味でランニングはビジネスパーソンと相性がいい。

準備に時間や手間がかからないことも、ビジネスパーソンとランニングの相性の良さの1つと言える。例えば釣りであれば、海や川などに移動し、釣り方によっては生き餌なども準備しなければならない。一方でランニングはシューズとウェアがあれば、自宅を起点にすぐ始められる。

ビジネスパーソンに対する恩恵

では具体的にランニングがビジネスパーソンに与える恩恵を5つ紹介していこう。

疲れにくい身体作りができる

ランニングをすると、その分、身体が一時的に疲れることは事実だ。しかし逆説的だが、ランニングを続けることで疲れにくい身体をつくることができる。理由は単純だ。体力や持久力がアップする上、身体の代謝能力も向上し、疲労に強い身体へと変化していくからだ。

また「アクティブレスト(積極的休息)」という概念も知っておきたい。アクティブレストとは、身体が疲れているときに低負荷の有酸素運動を一定時間すると、疲労回復が促されるという考え方だ。

疲れにくい身体作りのためだけではなく、早期にいまの疲れを取るために、無理のないペースで15~30分程度ランニングするアプローチはぜひ知っておきたい。

記憶力などがアップする

ビジネスで成功したいなら、記憶力のアップに取り組むことは賢明な判断だ。例えば、先方とのたわいのない会話も記憶力のアップでしっかりと覚えておけば、良好な関係作りに役立つ。誰しも自分が言ったことを覚えてくれている人には、良い印象を持つものだ。

過去に発表された研究では、ランニングなどの運動は言語処理に関する脳機能を強化することが認められている。ほかにも、走る習慣が身につくと脳のエネルギーとなるグリコーゲンが貯まりやすくなり、このことによって認知能力が高まるという研究結果もある。

ストレスの解消につながる

ストレスは普通の人にとっても、ビジネスパーソンにとっても大敵だ。メンタルの調子が悪いと集中力が低下し、頭痛や動悸などにも悩まされ、仕事に専念することができにくくなる。ストレスがきっかけでうつ病やパニック障害などを発症すれば、中長期にわたって仕事を休まなければならないケースもある。

そうなれば、ビジネスパーソンとしての自分の将来計画に大きな影響が出てくる。

ランニングをすると、「幸せホルモン」「幸福ホルモン」などと呼ばれるセロトニンという脳内ホルモンが分泌されることで、ストレスが緩和される効果があるそうだ。また、身体を継続的に動かすことで体温が適度に上がり、副交感神経が優位になりやすい。

人はストレスを感じると交感神経が優位になりやすいが、ランニングにより自律神経が整うことでメンタルに良い影響もある。

ランニングを通じた人脈作り

ランニングは個人で気軽に楽しめる趣味である反面、しばらく続けていると「一緒に走る仲間が欲しい」と思うかもしれない。これは庶民ランナーにとって結構共通することだ。

このようなこともあり、ビジネスで知り合った人同士でもランニングが共通の趣味だと分かった途端、一気に意気投合して一緒に走る機会ができ、関係が大いに深まることがある。人脈という視点でもランニングという趣味がプラスに働くことがあるわけだ。

夜の会食も思いっきり取り組める

ビジネスパーソンにとって、夜の会食は仕事でもある。しかし、健康診断でコレステロール値や肥満度などで良くない結果が出ると、積極的な気持ちで夜の会食に参加しにくくなり、商談がうまく進まないケースも増える。

しかし、ランニングでしっかりとカロリーを消費しておけば、夜の会食でのカロリー摂取は怖くなくなる。また、ランニングで筋肉をつければ基礎代謝自体が上がるため、忙しくてランニングができない期間が多少続いても、夜の会食、恐るるに足らずだ。