本記事は、山口 貴大氏の著書『月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』(KADOKAWA)の中から一部を抜粋・編集しています。

積立てNISAのイメージ
(画像=琢也 栂 / stock.adobe.com)

理想は「年金+分配金>生活費」の達成

労働収入がなくなったあとの老後生活の理想は、

「年金収入+新NISA口座の高配当株からの年間配当収入>毎年の生活費」

という状態です。

もし、年金と株主配当金や分配金収入だけで日々の生活費をまかなえているとしたら、もう株価の上下動、すなわち投資資産の評価損益を気にする必要がありません。

年金と資産運用から得られるインカムゲインだけで生活できれば、投資元本を取り崩して目減りさせることなく、優雅な老後が過ごせるでしょう。

むろん、世界的な大不況が来れば、投資している高配当株や高配当株ETFの株主配当金や分配金が減額されるリスクはありますが、より景気後退の悪影響を受けやすいインデックスファンドやグロース株に比べればローリスクといえます。

日本の高配当株に投資するなら

高配当株からのインカムゲインを日本円で受け取りたいという人は、日本の高配当株に投資するのもいいでしょう。

たとえば、時価総額1兆円以上の大企業の中から配当利回り4%以上という条件でスクリーニングすると、図35のような銘柄がピックアップされました。

月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方
(画像=月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方)

業績や財務が安定した大企業の高配当株なら、業績悪化による減配(配当金が減ること)リスクを避けられる可能性も高いでしょう。

2023年3月末には、日本株市場を運営する東京証券取引所(東証)が、株価が低迷して会社の解散価値を下回っている企業に対して、株価を上げるための努力をするよう、異例の要請を行いました。これを受けて、PBR(株価純資産倍率)が1倍を割り込んでいるような割安な高財務企業は、相次いで増配や自社株買いの方針を打ち出し、株価を引き上げるような努力を始めています。そうした割安高配当株を狙うのもいいでしょう。

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月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方
山口 貴大(ライオン兄さん)(やまぐち・たかひろ らいおんにいさん)
金融・起業のマネースクール『Financial Free College』代表。SNSでは「ライオン兄さん」名義で活動。 ネット関連会社などにて、8年間のサラリーマン勤務をするが独立。金融・起業の書籍をむさぼり読みつつ、サービス業関連会社を興し、2018年に売却、その売却益を米国株を中心に運用し、経済的自由を獲得した。 同スクールは、「投資家が推奨するお金のスクール」、「未経験から学べるお金のスクール」、「結果が見込めるお金のスクール」の3冠を取得(日本マーケティングリサーチ機構調べ)。
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