この記事は2024年7月17日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

FXトレード戦略
(画像=umaruchan4678/stock.adobe.com)

2024年7月17日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

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現在の為替相場の傾向や相場観

先週11日(木)、米CPI鈍化で9月利下げが見えてきた中、政府・日銀が5兆円規模の為替介入をしたとされ、週末にはトランプ氏への銃撃事件という大きなニュースが立て続けに飛び込んできている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は底堅い展開を予想。米CPIを背景に利下げが見えてきたが、9月開始をマーケットがほぼ織り込んでおり、新たなドル売り材料になりにくい。

為替介入に関しては5兆円規模だとしたら効果は限定的だったと言える。神田財務官が介入を打ってくるタイミングがわかりづらいのでスイングは避けるが、細かく刻んでは行けるのではないか。

トランプトレードに関しても関税引き上げや大型減税がメインの政策となるため、インフレ、ドル高というのが第一感。既にトランプ氏から「ドル高は大きな問題」といった発言は聞こえてくるが、ドル高けん制発言は下ヒゲで終わる可能性が高いだろう。

ただし、米ドル/円は現在ロングにかなり寄っているので、上がるにしてもスピードは出ないかもしれない。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。