日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 38,552.06円 △743.30円
為替 1ドル=146.54円
売買高(東証プライム、以下同) 20億6,134万株
売買代金 4兆2946億19百万円
値上り銘柄数 1,292銘柄
値下り銘柄数 309銘柄
騰落レシオ(25日) 102.55%

市況概況

円安や利上げ懸念薄れて大幅高

昨日の米国市場はまちまちだったが、米国の景況感が好調で金利が上昇、日本では石破新総裁が利上げを否定したと伝えられたことで夜の間に円安が進み、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく上昇した。これを受けて日本市場は買い先行となり、前日の大きな下げを埋めるように大きな上昇となった。それでも38,800円水準では上値も重くなった。

昼の時間帯も上値の重いような展開が続き、後場は前場よりも上値の重い展開となった。かといって大きく売られるということでもなく、指数は方向感に乏しい展開となった。

米国の景気鈍化懸念や中国の景気鈍化懸念も薄れてはいるのだが、日本では政策の方向が見えないということもあり、積極的に買い上がるというものも少なく、全体的に上値の重い展開となった。結局、最後も手仕舞い売りに押され安値圏での引けとなった。

小型銘柄も売られすぎの反動から堅調なものも大くなったが、上がれば売られるというものも多く上昇も限定的だった。

グロース250指数やグロース株指数は堅調だったが上値は重かった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られるものの、しっかりと方向感を持って断続的な売り買いが出るということもなく、朝方の持高調整の売り買いが一巡となると、上がれば売られ、下がれば買われる状況で方向感は見られなかった。

上がれば売られ、下がれば買われるというような感じで大きな範囲でも保ち合いが続いているという感じだ。積極的に上値を買い上がるには新政権の政策の信頼度が薄く、利上げ一つとっても先が見えないという状況なのだと思う。当面は38,000円台での保ち合いが続くのだろう。

テクニカル分析

日経平均

75日移動平均線を上回ったものの上値は重くなっている。引き続き25日移動平均線や基準線と75日移動平均線の間を中心とした保ち合いなのだと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。