皆さんこんにちは、 債券投資の教室シリーズ を連載しているgelです。
今回は、いつもと異なり何かと金融業界で話題になっている「NISA」について、本当の活用方法を考察していきます。

証券会社をはじめとした各金融機関は「顧客を広げるチャンス!」とばかりに、たいていの銀行や証券会社にはNISA口座開設の案内が貼ってあると思います。
また、私などにも証券会社に勤める友人から「NISAに入ってくれないか?」というオファーがきました。その友人は営業担当ではないのですが、どうやら金融機関の従業員全員にNISA口座獲得のノルマが課せられているようです。まるでクレジットカードの営業みたいですね。

確かに「投資した分の利益は非課税!」やらなんやら言われていたりして、一瞬「お得なのかな??」と思ってしまうこともあろうかとおもいます。そこで今回は、あえて決して得だとは限らないのがNISA口座ではないか、と考えてみました。
そのポイントを3つにまとめてお届けします。

【NISAについて情報提供するZUU onlineの姉妹サイト】

NISA online

【参考】

各証券会社のNISA関連サービス&キャンペーンを比較してみた
NISAの活用方法のポイント〜その4つの注意点〜
証券会社?ネット証券?銀行?少額投資非課税制度NISA(ニーサ)の金融機関各社の比較
話題の少額投資非課税制度を有効活用~NISA(日本版ISA/ニーサ)で選びたい投資信託の考え方~
話題の少額投資非課税制度を徹底検証~NISA(日本版ISA/ニーサ)は本当に活用すべきなのか?


①住民票が必要〜手間が煩雑〜


通常の場合、証券会社などで口座を開く場合は印鑑と身分証明書があればOKです。ここで身分証明書というのはもちろん住民票でもいいのですが、わざわざ取りにいったり、あるいは取り寄せたりするのが手間なために、一般的には運転免許証や保険証といった「日常的に持っているもの」を使われる方がほとんどだと思います。

しかしNISAの場合、まず最初に「NISA専用口座」というものを普通の証券口座とは別に開設しなければなりません。さらに、その際に「住民票の提出」が義務づけられています。
日中暇な人はいいかもしれませんが、日頃お仕事をされている方がわざわ役所などに出向いて取りにいける訳もなく、また郵送で取り寄せるとしても郵便局で小為替等を購入しないといけないなど、とにかく面倒なのです。

もちろん、その面倒に見合ったメリットがあれば全く問題はないのですが、、、、