昨年経営統合を行ったKADOKAWA・DOWANGO<9468>では、採用試験に受験料制度を設けることで、受験者の本気度を量るという試みを始めた。受験料を払ってまでもこの会社に入りたいという人材を発掘するという目的だ。

またエイベックス・グループ・ホールディングス <7860> では、“志”一括採用とうたって、望むなら何度でもトライできるという採用方法を取り入れた。企業にとっては、企業アイデンティティーが試される採用方法だ。何度落とされても本気で入社したい、と思う人材を選別する目的がある。

上述以外にもユニークな採用方法を実践している企業は多くある。だがここに挙げた企業の特徴は、型にはまっていない企業ばかりだということだ。型にはまらず臨機応変に事業を運営する姿勢の企業だということだ。もちろん、同じことがファーストリテイリングにもいえる。そしてそのような企業は、革新的な採用方法を取り入れることで、多くの優秀な人材を獲得することに成功しているのだ。

結局問題となるのは、旧態依然とした型にはまらず、時代の流れに即応した臨機応変な姿勢をもっているかどうか、ということだ。この姿勢こそが、企業にとっても学生にとっても、大切なことだと言えるのではないだろうか。  (ZUU online 編集部)

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