(写真=生活トレンド予測レポート)
東京ガス <9531> は7月17日、「生活トレンド予測レポート2015」を公表し、自分の時間を大切にしながらも、ほどよい人間関係を築きたいと考える傾向があることを指摘した。同レポートでは、「ひとり自由化」として、「ゆるいつながり」や「ほどよい距離間」を実現できる仕組みやモノ、サービスがくらしの満足度を高めていくのではないかとの見方が示された。
同レポートは、都市生活研究所が3年ごとに実施している「生活定点観測調査」による「生活トレンド予測」をまとめたもの。今回の調査では、ひろがる「ひとり志向」と「つながり」に関する生活者の現状と、「ひとり自由化」にともなって広がるとみられる今後の暮らしを解説した。
東京ガスのレポートでは、「ひとり自由化」を促した要因のひとつに、スマートフォンやSNSの普及があると指摘。全体の6割以上がスマートフォン・SNSを活用していることを明らかにした上で、一人でいる時にSNSを利用していると解説。「物理的にはひとりでいても、SNSで誰かとつながっている」と言えると、同レポートは現状を解説する。
他方で、同レポートによれば、SNSの普及で常に「つながっている」応対になっており、「つながりっぱなし」の状態が「ひとり志向」を高めた一因になっている可能性もあるとのことだ。
「ひとり自由化」では、クラウドソーシングの広がるなど働き方も変わるとの見通しが同レポートに登場し、好きな時に、好きな場所で働くワークスタイルが普及すると指摘。ほかにも、家事・育児の分担のさらなる進展すると予測している。
さらに、家族の形についても、「家族を持つより一人で気ままに暮らしたい」「結婚せずに子供を持ってもよい」と考える人も増えており、結婚や育児に対する意識が柔軟になってきていることを同レポートは明らかにした。(ZUU online 編集部)
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