日本26位 3年連続で順位を上げるも「語学力」はワースト2位

「優秀な人材確保」では世界1位の日本。才能を発見し、伸ばしていくサポート体制が万全のようだ。「徒弟制度」と「社員教育」がそれぞれ世界5位、ボーナスなどを含む「カスタマーサービスの報酬」も高く(3位)、「育てるビジネス」では高水準といえるだろう。

教育面では経済協力開発機構(OECD)が実施しているOECD生徒の学習到達度調査(PISA)の「教育アセスメント」で5位にランクインしているが、「海外経験のある敏腕のマネージャー」が希少価値で(61位)、「マネージメント(52位)」「大学(57位)」の教育ともに改善が必要だ。

また「語学力」も60位とほかのアジア諸国にも随分遅れをとっている。

韓国31位 「語学力」評価されるも、教師不足が課題

韓国最大の強みは、日本が苦手とする「語学力(2位)」や「マネージメントの教育(4位)」というところが面白い。

韓国は特に「準備性」パネルで高ランク入りしている項目が多く、ほかにも「ファイナンシャル・スキル(4位)」「技術職(5位)」「教育システム(6位)」など、12項目中10つが軒並みトップ10入りしている。

また「仕事のやり甲斐」が8位、「生活の質」が7位と、仕事と私生活のバランスがとれているようだ。しかし「労働力の成長率(49位)」は伸び悩んでおり、「生活費(45位)」や「所得税率(55位)」といった経済面では今一つ。

「投資と育成」では「生徒と教師の比率」が51位と、教師不足が問題になっている。

中国40位 「教育アセスメント」は首位だが、「ファイナンシャル・スキル」は課題

OECD生徒の学習到達度調査(PISA)の「教育アセスメント」で堂々の世界1位。特に「学校が科学の教育に力を入れている(19位)」ようだ。「外国の技術者」が魅了されるようなビジネス環境を提供しているという点でも18位にランクイン。「社員教育(19位)」「仕事のやり甲斐(25位)」も高評価を受けている。

しかし海外から生徒数を評価する「生徒のモビリティ・インバウンド」は55位と低く、シニア・マネージメントが海外経験を積む機会にも恵まれていない(51位)ことから、今度国際化に力を入れる必要がありそうだ。

また「ファイナンシャル・スキル(47位)」を促進し、「生活費(49位)」を抑えることも重要な課題となってくるだろう。(ZUU online 編集部)

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