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(写真=Thinkstock/Getty Images)

外回りなどの外交的営業活動を指す「フィールド・セールス」に対し、電話、eメール、DMなどを通して行う内勤営業活動を「インサイド・セールス」と呼ぶ。一見アナログ的な営業手法という印象を受けるが、テクノロジーを屈指したクラウドベースをウリとする企業もあり、効率的に潜在的ニーズを発掘している。

ビジネス業界はシリコンバレーやスタートアップの話題であふれ返っているが、縁の下の力持ち的存在である「インサイド・セールス」についてはほとんど語られることがない。しかしテクノロジーとは切っても切れない関係にあるインサイド・セールスへの投資が、近年盛り上がりを見せている。


リターンが約束された堅固な投資対象

最先端のテクノロジーそのものを提供する分野の華やかさには欠けるが、ここ数年間で需要と供給が急増している注目分野である。

米市場調査会社スポーク・インテリジェンスの最新レポートによると、1995年にはわずか13社だったインサイド・セールス・スタートアップは、過去10年間で317社に増加。25年間で総額97億ドル(約1兆1104億円)の調達資金から、770億ドル(約9兆5003億円、貸借対照表価額)を弾き出しているという。

スタートアップの代表分野ともいえるテクノロジー・イノベーションを専門とする企業が、2013年の350社から2年間で1876社にまで増加したといわれる事実と比較するとインパクトの強さではかなわないが、莫大なリターンを投資家にもたらす業種ではない反面、確実に実になる堅固な投資対象であることは間違いない。


投資総額1730億円 データ視覚化と電子署名が一番人気

意外なことにIBMやMicrosoftといった国際的大企業も、設立当初はテクノロジーのインサイド・セールスを主要分野にしていたが、その後多様な分野に枝分かれする形で現在の地位を確立している。

そのほかLinkedInやオラクルなど、テクノロジーのインサイド・セールスをサイド・ビジネスとして運営している企業が多数存在していることから、今やテクノロジー企業とインサイド・セールスは想像以上に深い共存関係にあることが読み取れる。

マーケティング・コンサルティング会社、Caキューブのニコラス・コーチコブスキーCEOは、「過去3年でテクノロジーのインサイド・セールスへの資本投資が著しく増加した」という。特にデータ視覚化と契約書および電子署名への関心が高まっており、投資総額14億ドル(約1729億9100万円)のうち、それぞれ6億5000万ドル(約801億9732万円)が投じられている。 (ZUU online 編集部)

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