カードローン
(写真=PIXTA)

急な出費でお金に困ったときにすぐ借りることができる「カードローン」だが、無計画に利用すると利息の負担が重くのしかかり返済が困難になることもある。カードローンの選び方や気をつけたいことはどのようなことなのか考えていこう。

カードローンとはどのようなものなのか

カードローンとは、カードを使ってATMからお金を借りることができる便利なローンである。お金の用途は問われず、利用限度内であれば自由に借り入れできる。住宅ローンや自動車ローンなど目的のあるローンと比べると、審査基準が柔軟でカード発行もスピーディーだ。しかし、金利が高く返済方法は分割払いが主流。定額返済であるがゆえに、負担感が少なく気づかないうちに高い利息を支払ってしまっているケースもある。

例えば、20万円を年率18%のカードローンを借りたとしよう。毎月1万円返済の場合、24回払いとなり最終回は9554円で合計返済額は23万9554円となる。毎月2万円返済とすると11回払いとなり最終回は1万8320円で合計返済額は21万8320円となる。いずれにせよ、高額な利息を支払うことになるが、月1万円ずつ返済するケースと月2万円ずつ返済するケースとの利息の差額を見ると、2万1234円。早く返済したほうが金利負担がかなり抑えられる。

カードローンの賢い借り方とはどのような方法か?

とっさの時にすぐお金を引き出せる便利なカードローンであるが、賢く利用するにはどのようにしたらいいのだろうか。

まず、金利の安いカードローンを選ぶことが大切だ。カードローンには消費者金融が発行するものと銀行が発行するものがあるが、一般的には銀行の方が金利は安い。一方、審査は消費者金融よりも厳しく、カード発行にも時間がかかる。時間に余裕がないと銀行のカードローンを利用できないのですぐに利用できるようにローン機能付きのキャッシュカードをもつことも利用方法の一つだ。

返済方法は、分割のままでなく、できるだけ早く返済する方が金利負担が少なくなる。20万円を18%の金利で借りる上記のケースで、30日後に一括返済すると30日分の利息は2958円となり月1万返済よりも3万6596円、月2万返済よりも1万5362円も金利負担を抑えることができる。早く返済する方がよいことがお分かりいただけるだろう。

また、無利息サービスの有無も確認しておきたい。消費者金融で設けていることがあるサービスで、30日以内に返済すれば利息がかからないというものだ。時間外に銀行からキャッシュカードで出金すると108円の手数料がかかってしまうが、無利息でカードローンを利用して出金しておいて、数日後、銀行の手数料がかからない時間に出金するなどしてすぐに返済すれば、時間外に手数料なしでATMから出金できたことになる。上手に活用すればカードローンも使い道はあるものだ。

7個以上当てはまったら要注意!

便利な機能もあるが、利用方法によっては気づかないうちに多額の利息を払ってしまうなどの危険も伴うカードローン。自分の利用方法はどれくらいの危険度なのか10のうちいくつ当てはまるかでチェックしてみよう。

1.欲しいものは、とにかく買ってしまう
2.リボ払いはポイントが貯まるし、いい方法だと思う
3.ボーナスなどあてがあるからカードローンはお金がないときに使ってしまう
4.キャッシュカードと同じ感覚でカードローンを借りてしまう
5.カードローンの金利を知らない
6.余裕資金があっても、カードローンの返済はのんびり分割のままにしている
7.定期預金を取り崩すのはいやだからカードローンを借りることもある
8.目的を問わず借りられるカードローンはとても便利だと思う
9.キャッシュカードにカードローン機能もつけている
10.ローンの残高がいくらあるかわからない

・当てはまるものが0から3個…危険度10%カードローンの利用方法は適正といえる。収入や預金残高に見合った利用を心がけていこう。

・当てはまるものが4から6個…危険度50%カードローンの利用方法はやや危険な領域。カードローンは便利だからと利用していると後から金利負担が重くのしかかってくる。金利も把握したうえで節度ある利用をしていきたい。

・当てはまるものが7個以上…危険度100%キャッシュカードと同じ感覚でカードローンから出金していると借金残高増加とともに利息負担も重くなる。毎月定額払いで月々の負担感が少ないが気軽に利用しすぎることは禁物である。あくまでも借金であることを忘れないことが大切だ。

利息をなるべく低いものを選び、なるべく早めに返済することで利息を抑えることができる。用途にあわせて賢く利用していきたい。

稲村優貴子ファイナンシャルプランナー(CFP )、心理カウンセラー
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆業務を行い、テレビ・新聞・雑誌などのメディアでも活躍中。 FP Cafe 登録FP。

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