2016年の桜も、いよいよ咲き誇る時期を迎えた。気象庁が3月30日に島根県、福岡県、長崎県の3県に満開日のお墨付きを与えて以降、連日各地で満開日の声が聞かれつつある。もっとも気象庁発表に頼るまでもなく、桜を見れば誰もが浮かれた気分を抑えきれない。桜の下で盛り上がる前に、まずは関連銘柄を見直しておく必要がありそうだ。

お花見の定番「飲み物」関連銘柄

このところスーパーやコンビニで、明らかにこれからお花見に向かうところ、といった集団が、カゴ一杯に買い出しをしている場面に出くわす。彼らが真っ先に手を伸ばすのは、ビールや缶酎ハイ、お茶系を含むソフトドリンクなどの飲料類だ。ここでまず注目すべき銘柄としては、キリンHD <2503> やアサヒ <2502> 、サッポロHD <2501> に加え、缶酎ハイの宝酒造を傘下に持つ宝HLD <2531> や、旧合同酒精のオエノンHD <2533> などだろう。

また、ソフトドリンク関連ではサントリBF <2587> 、伊藤園 <2593> 、ダイドードリンコ<2590> といった銘柄に注目しておきたい。

「飲み物」には「おつまみ」が欠かせない

「あられ」や「さきいか」などの乾きものから、ちょっとしたサラダやオードブルに至るまで、幹事を仰せつかった経験がある人なら容易に想像のつく「おつまみ」も、当然ながら忘れてはならない存在だ。

関連銘柄としては、なとり <2922> 、亀田製菓 <2220> のほか、精肉店の老舗で惣菜店も展開している柿安本店 <2294> 、サラダ主体の高級惣菜『RF1』や『神戸コロッケ』等を展開しているロック・フィールド <2910> 、さらには『ほっともっと』のプレナス <9945> や『ほっかほっか亭』のハークスレイ <7561> などにも目を配っておくべきだろう。

買い出しで店頭が賑わうのは

飲み物やおつまみを手軽に買えるとあって、店頭が賑わっている場所がある。関連銘柄として押さえておきたいのは、セブン&アイHD <3382> 、ローソン <2651> 、ファミリーマート <8028> 、サークルKサンクス <3337> などのコンビニ関係。

また、イオン <8267> 、マルエツ <8178> 、ダイエー <8263> といったスーパーや、大丸と松坂屋が統合したJフロント <3086> 、阪急と阪神が統合したH2Oリテイリング <8242> 、高島屋 <8233> などのデパ地下組にも注目しておきたい。

花見には必須のグッズもある

ビニールシートや簡易テーブルなどの各種のレジャー用品を揃えようとする時、まず思いつくのはホームセンターだ。関連銘柄としては、業界トップで傘下に北海道のホーマックや中京のカーマ、四国のダイキ等を持つDCMHD <3050> 、コーナン商事 <7516> 、ケーヨー <8168> 、島忠 <8184> 、コメリ <8218> などが挙げられる。

もう少し手軽な先としては、いわゆる「100均」のキャンドゥー <2698> や、中堅のワッツ <2735> といった100円ショップもある。

もう少し視野を広げてみると

お花見シーズンはまた、花粉が飛散する時期でもある。特にアウトドアで過ごす時間が長くなれば、マスクを手放すわけにはいかない。関連銘柄として、ダイワボウHD <3107> や日本バイリーン <3514> などを押さえておきたい。

さらに、お花見のあとの二次会まで考えれば、居酒屋やカラオケボックスなど、範囲はどんどん広がっていく。どこまでを関連銘柄として捉えるべきなのか。お花見に限らず、自分の身の回りの出来事にたいして、自分がどのような行動をとるのかを想像しながら投資を考えてみるのも面白いかもしれない。(ZUU online 編集部)

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