株式投資,VR,ランキング
(写真=Thinkstock/Getty Images)

4月11~15日の東京株式市場は、円高一服や原油相場の回復により投資家心理が改善し、買いが優勢となった。日経平均株価は週初は1万5000円台後半で始まったが12~14日に3連騰し、1万7000円が視野に入る水準まで回復した。ヘッジファンドなど短期筋だけでなく、公的年金など長期筋の買いも入ったとみられている。

4月も後半となり、上場企業の3月期本決算の発表が本格化する。想定為替レートに比べ円高に進み、2017年3月期の業績を保守的に予想する企業が多くなると見込まれる。利益確定売りが出やすいタイミングとなりそうだ。

また、熊本県を中心に発生した大地震で、被害の詳細が明らかになるに連れて、個別の銘柄に深刻な売り材料が出てくる可能性があることにも留意が必要だろう。

上位は金融、電機などの低位大型株

それでは今回は、東証1部の「週間出来高上位10銘柄」のランキングを見てみよう。

(1) みずほフィナンシャルグループ <8411> 8億5007万株
(2) 三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> 4億6490万株
(3) 神戸製鋼所 <5406> 3億3366万株
(4) 東芝 <6502> 2億2753万株
(5) 川崎重工業 <7012> 1億5000万株
(6) IHI <7013> 1億4428万株
(7) 野村ホールディングス <8604> 1億4192万株
(8) 新生銀行 <8303> 1億3479万株
(9) 日本カーバイド工業 <4064> 1億2693万株
(10) 日立製作所 <6501> 1億2008万株
※4月15日現在。株価、週間出来高(千株単位以下は切り捨て)

上位には安定感のある金融、電機などの低位大型株が並んだ。円高が一服し買い戻しが優勢となる中で、手掛けやすい銘柄が人気を集めた。上位10銘柄はすべて株価が上昇。3位から9位の7銘柄は1週間の上昇率が10%以上となった。

みずほフナンシャルグループ、マイナス金利拡大の懸念後退で買い戻し

今回は上記ランキングから、みずほフィナンシャルグループ、野村ホールディングス、日本カーバイド工業を取り上げたい。

みずほフィナンシャルグループはメガバンクの一角。低位株で配当利回りが約4.5%と高く、出来高上位ランキングの常連だ。円高が急速に進む過程では、日銀が円高を食い止めるためにマイナス金利を拡大する追加金融緩和を行うと連想され、メガバンク株の売りにつながっていた。しかし、11~15日の週は円高が一服したため、メガバンク株を買い戻す動きが強まった。

野村ホールディングス、欧米で大規模リストラ

野村ホールディングスは国内証券最大手。相場が急回復する局面で買われる銘柄の代表格だ。同社は12日、欧米事業で人員削減を含む合理化に踏み切ると発表した。米リーマン・ブラザーズの欧州・アジア部門を買収し、海外事業を拡大してきたが、高額な人件費が負担となり赤字が続いていた。人員削減は数百人規模となる見通しだ。

日本カーバイド工業、バーチャル・リアリティ関連株として物色

日本カーバイド工業は三菱系の化学メーカー。旭硝子が株式9.5%を保有し筆頭株主となっている。化学技術をベースにフィルム、基板、建材等を手掛ける。今回の出来高ランキング上位10銘柄の中では唯一の中小型の材料株である。

4月上旬に東京で開催された展示会「ファインテック ジャパン」に空中ディスプレーを出展したことが話題となった。株式市場ではVR(バーチャル・リアリティ)関連株の一角として人気を集めた。(ZUU online 編集部)

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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