返済不要,助成金,補助金
(写真=マネーゴーランド)

このレシピを実行して200万円※貯まる!

【材料】
・国や自治体の助成金・補助金

【Point】
①国や自治体の助成金・補助金は返済不要
②助成金・補助金は費用を払った後に受け取ることができる
③助成金や補助金は、まとめて検索できるサイトで効率よく探そう
④必ず受け取ることが出来るものではないことに注意

※創業促進補助金で200万円の補助金を受け取った場合

いざ独立・開業となると、思った以上に資金がかかり、資金繰りに頭を悩ませたりすることも出てくるはずです。資金に余裕がないと、最悪の場合、廃業ということにもなりかねません。

開業資金や運転資金には、自己資金を充てる他、日本政策金融公庫や自治体の信用保証協会から融資を受ける方もいるでしょう。このような公的融資は、一般的には民間の金融機関より低い利率で融資を受けることができます。但し、当然のことながら返済の必要があります。

一方で、返済の必要がないお金もあります。それが国や自治体からの助成金や補助金です。助成金は、資格要件を満たせば、ほぼ受けることができますが、補助金は融資を申し込んでも受けることができない場合もあります。

補助金・補正金をもらうには?

新たなニーズを興すプランで創業する者に対して、その創業等に要する経費の一部を助成する「創業促進補助金」(産業競争力強化法における認定市区町村など、申請対象となる創業地域のみが対象)では、人件費、店舗等借入費、設備費等、創業及び販路開拓に必要な経費などの3分の2までを100万円から200万円まで補助を受けられます(今年度分の募集は終了)。

助成金や補助金の申込みには期限が設けられていたり、申込み時に事業計画書を添付する必要があったりなど、気軽に申し込みが出来るものではありませんが、返済不要のお金がもらえるならチャレンジする意義は充分にありますね。

では、そんなにお得な助成金や補助金、どうやって探せば良いのでしょうか?

簡単なのは、補助金や助成金をまとめて検索できるサイトです。代表的なものは、中小企業ビジネス支援サイト「J-Net21」(独立行政法人「中小企業基盤整備機構」運営)や、未来の企業応援サイト「ミラサポ」内の「補助金・助成金ヘッドライン」(中小企業庁運営)などが検索もしやすく便利です。他にも、自治体のホームページや広報などで募集されていることもありますので、チェックしてみましょう。

但し、補助金や助成金は、事前にもらえるものではないので注意しなければなりません。実際に補助金をもらえるのは、手元にあるお金を使って事業を行い、経費を支払った後になります。

また、「実際にかかった費用の〇分の1まで」とか、「かかった費用の一部、上限〇〇万円まで」という条件が多く、すべての費用を賄えるものではありません。最初から補助金や助成金をあてにして事業計画を作るのではなく、もらえたら助かる!というスタンスで申し込みましょう。

【執筆者プロフィール】
福島佳奈美 ファイナンシャル・プランナー
大学卒業後、情報システム会社で金融系SE(システムエンジニア)として勤務し、出産を機に退社。 子育て中の2006年にファイナンシャル・プランナー(CFPR)資格を取得する。その後、教育費や家計見直し、女性のためのライフプランニングなどのセミナー講師、幅広いテーマでのマネーコラム執筆、個人相談などを中心に、活動を行っている。(提供: マネーゴーランド )

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