2016年7月26日、総合不動産サービス業を展開するリード・リアルエステート社が、アジア太平洋大家会と共催で、米国テネシー州・メンフィスの不動産を紹介する『米国メンフィス収益戸建セミナー』を開催する。

馴染みのない「メンフィス」の地域的な特徴とは?

「メンフィス」と聞いてピンと来る方は恐らく少ないのではないだろうか。同市は、テネシー州の西端に位置しており、海路 (River)・陸路 (Road)・空路 (Runway)・鉄道 (Rail)という4つの物流・交通インフラが整っているため「メンフィス物流4R's」と呼ばれている。

アメリカ最大の物流会社「Fedex」の本社を始め、巨大物流関連企業が名を連ねている。移民と高い出生率による人口増加、ITの発展によりeコマース産業が主軸の米国において、物流環境が整っていることは今後の不動産市場に大きな期待が見込まれる。

メンフィスの不動産投資 3つのポイント

都市として今後の成長が期待されるメンフィスだが、不動産投資においても注目だ。不動産物件の収入を測る尺度「NOI(実質利回り)」をニューヨーク、マイアミ、ダラス、ホノルルと比較した下記の表をご覧頂きたい。

アジア太平洋大家の会 HP
(出典=アジア太平洋大家の会 HP)

それではなぜ、メンフィスのNOIが高いのだろうか。ここでは、3つの理由を紹介する。

1つ目に、メンフィスは前述のように、ロジスティクス産業のハブであることから安定的雇用を生み出すことが期待される。そのため、不動産大家にも安定したキャッシュフローがもたらす可能性が高いといえる。

Fedex本社以外にも、フォーチューン500に選ばれるメドトロニック社など医療機器、ナイキなどの製造業、車、ITのトップ企業が密集している。これらの大企業の存在が、安定した雇用者を生み、治安を改善し、メンフィスの不動産市場をしっかりと支えている。

2つ目に、メンフィスは賃貸人口率が他の都市と比べて高く、空室率も低いことがあげられる。全米平均の賃貸人口率が32.6%なのに対し、メンフィスでは48%と賃貸人口比率が高く、不動産オーナーが入居者を探す際にも有利にはたらくと考えられる。また、空室率においても米国の平均が11%に対し、メンフィスは5%となっている。

そして3つ目に、「少額で投資可能」な点が挙げられる。最低50万ドル(5000万円 ※1ドル100円想定)の投資額が必要なニューヨーク市街に比べ、メンフィスは投資金額が最低10万ドル台かそれ以下でも投資可能な物件が存在する。

8万ドルから15万ドルの物件価格帯は、賃貸価格や家の大きさでアメリカの平均的収入を持つ人々が借りやすい条件のため安定した賃貸収入が得られる可能性が高まる。

冒頭のセミナーでは、テネシー州メンフィスにおける「1000万円台、償却対象70-80%台、表面利回9.5%以上」の不動産投資物件を紹介する予定となっている。2016年年初から円高が進行しており、米国不動産投資の機会を探している方は注目してみてはいかがだろうか。

講演者:柳原大輝(やなぎはら ひろき)
Win Win Properties, LLC パートナー
■日程:2016年7月26日(火) 19:00~21:00
■会費:1000円
■主催・会場:株式会社リード・リアルエステート
〒150-0036東京都渋谷区南平台町16-11 アライブ南平台6F
TEL:03-5784-5127