なぜ株主優待が国立博物館の共有パスなの?

それにしてもなぜ、IT企業の株主優待が国立博物館の共有パスなのでしょう?

2016年6月、半分ダメもとで、同社の広報に問い合わせのメールを送ってみました。1週間たっても返信がなく、諦めかけたころ、「お問い合わせいただいたにも関わらず、株主総会の準備とそれに続く諸作業によりご回答が大変遅くなってしまい、申し訳ありません。」との文章付きで2016年7月6日、下記のような返信がありました。

この度は弊社株主優待につきましてご興味を持っていただき、ありがとうございまし た。
弊社では株主の皆様からの日頃のご支援に感謝するとともに、
社会貢献の一環として日本古来の文化に触れていただく機会を設けるため、
平成17年1月より国立博物館の共有パスポート引換券を株主優待としてお贈りいたしています。

メールの送り主は「株式会社コア 経営管理室」。直接関係があるというわけではなく、社会貢献の一環であるようですね!

国立博物館共通パスポートをもらうための条件

ここからは確実に国立博物館共通パスポートを入手して、しっかり見学できるようになるための注意事項です。

  • 最低でも200株(2単元)が必要
  • 株の継続保有期間1年以上必要
  • 優待券を各国立博物館の受付で国立博物館共通パスポートに引き換えてもらうと、当日から観覧可能
  • 引き換え期限があるので、引換券の裏面をチェックしておく必要がある

国立博物館共通パスポートをもらえる枚数

  • 200株以上1000株未満……1枚
  • 1000株以上1万株未満……2枚
  • 1万株以上10万株未満……5枚
  • 10万株以上……10枚

国立博物館共通パスポートの使用制限など

  • 「東京国立博物館」「奈良国立博物館」「京都国立博物館」「九州国立博物館」の4か所で観覧可能
  • 平常展は有効期限中回数無制限で観覧可能
  • 特別展は各展覧会につき1回、合計6回まで無料。東京、九州の博物館は各特別展覧会を1回ずつ、あついはいずれかの博物館で2回まで無料

※最新情報は各自でご確認ください。

いかがですか? 芸術や美術、仏像などに少しでも興味がある方は、コアの株をじっくりと1年以上保有してみるのもおもしろそうですね! 優れた物や歴史的な物、美しい物や変わった物などをじっくり観覧して、非日常的な気分転換はいかがでしょう。

沼佐 睦美
札幌生まれ札幌育ちのライター。日本の短大卒業後、アメリカの4年制大学に編入・卒業。アメリカで約5年間過ごす。以前は株中心、現在はFX中心に楽しんでいます。新しもの好き、期間限定アイテムに飛びつく習性あり。

(提供: DAILY ANDS

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