hoken
(写真=PIXTA)

がんの治療法は日進月歩で、早期発見できれば治癒する可能性も高くなっています。それでも「がんは怖い」という不安感は完全には払拭できませんし、治療費も気になります。保険はそうした不安を安心に変える選択の一つ。今注目されている「がん保険」を探ってみました。

医療保険の特約でもがんに備えるものはありますが、がん保険はがん治療に特化した保障内容が特徴です。

40年前、日本初のがん保険が登場

日本初のがん保険は、1974年10月にアメリカンファミリー(アフラック)によって誕生しました。医療保険をがん単体で独占的に売るビジネスモデルが引き金となり、発売数ヵ月で契約数3万件を突破。わずか5年で180万件と急成長しました。

この背景には、当時は「がん=死」というイメージがあったにもかかわらず、当時これに対する適切な保障がなかったことや、商品の申し込みや引受査定がこれまでの医療保険に比べて簡易だったことなどが挙げられています。

生命保険協会によると、2015年度のがん保険の新規契約数は約225万件、保有契約は約2,314万件に達し、約6人に1人ががん保険に加入していることになります。

がんにかかると保険に入れない?

がんを経験するともうがん保険には入れないと認識されているかもしれませんが、がん罹患経験者でも入れる保険があります。

昔は、がんでの治療・手術後10年を経過している条件など引受要件が厳しかったのですが、最近は2年経過程度で申し込みできますし、乳がんに特化した保険も登場しています。ただし、保険料はがん診断時の病期(ステージ)ごとに細かく設定され、安くはありません。

がん患者専用ではありませんが、「引受基準緩和型」と呼ばれる医療保険があり、告知を簡素化して一定の条件を満たせば、がん患者であっても加入できます。しかし、デメリットは保険料が1.3~1.7倍と割高など、注意が必要です。

一般的ながん保険の種類は満期まで保障する「定期型」と、一生涯を保障する「終身型」とに大きく分かれ、さらに保障内容による「入院給付金型」「実損補填型」「診断給付金型」「収入保障型」があります。