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(写真=PIXTA)

給料が上がらず、景気もなかなかよくならないと感じている方もいるでしょう。また、少しでも収入を増やすために資産運用を検討している方も多いのではないでしょうか。

確かに資産運用はとても大切ですが、資産運用の前に家計を見直すことによって、あなたの現在の状況を把握し、無駄な支出を減らせることができるかもしれません。

今まで家計簿をつけていただけの人も、今回紹介する方法で家計を確認すると、新しい発見があるかもしれません。

企業はどうやって財政状況を把握しているのか

家計よりもっと大きなお金を取り扱う企業では、貸借対照表や損益計算書などを使い、決算書を作成します。その決算書をみると、企業の状況を詳しく正確に把握することができるのです。

● 貸借対照表
まず貸借対照表とは財務諸表の一つで、資産・負債・純資産を一覧表にして、企業のある時点を基準に財務状況を表すものです。この貸借対照表のおかげで、企業の財産や借金が一目でわかります。

● 損益計算書
損益計算書も財務諸表の一つで、収益・費用・純利益を一覧表にして、一定期間の企業の経営成績を表したものです。この損益計算書を読むことで、企業の収益はもちろん、稼ぐのにかかった費用や、本業で稼いだのか、副業で稼いだのか等、収益に関する詳しい情報を知ることが出来ます。

企業は1年や四半期ごとにこの決算書を作成し、企業の業績を振り返っています。 多くの家庭では家計の状況をみる為に、家計簿を使っているところが多いと思います。しかし、本当に家計簿だけで状況を把握できているでしょうか。正確に把握するためには、家計でも同じように、この貸借対照表や損益計算書を活用するのがおすすめです。