(写真=Thinkstock/Getty Images)
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個人投資家は、株式投資において、「上がるのか、下がるのか」という目先の動きばかりに目を奪われて、その大きな流れや本質を見ようとしない。目先の上下動が、自分の収益を左右すると思うからだ。しかし、過去の市場の値動きを見れば、価格はある一定の傾向や特徴を繰り返していることが分かる。

株価は長期的に見れば、その企業の収益の拡大に伴い上昇し、収益の悪化に伴い下落する。これは、過去数十年のチャートを見れば、一目で分かる。そして、この株価の上下動には、一定のサイクルが存在する。

常に同じ値動きのパターンを狙うのが株式投資

株式投資は、過去の値動きの確認の中から、明らかに偏った有利なパターンを見出し、確率的にそのパターンの出現を狙って売買を行い、利益を上げる。過去の株式市場の値動きの中には、長短様々なサイクルの存在が確認でき、これを利用することで、有利な投資スタイルを見出すことが可能だ。

株式市場に存在するサイクルを、短いものから順に紹介する。私たちが目にしている最も短いサイクルは、3~9日で繰り返すサイクルといわれる。このサイクルから順に、10~14日、約6週、約9週、そして約18週で形成されるサイクルが存在する。参考までに、筆者が現在、日経平均株価を分析すると、21週のサイクルが存在することが確認できる。

さらにそれより長いサイクルは、1.5~2年のサイクル、3~5年のサイクル、5~8年のサイクルが存在する。これらのサイクルを用いて投資を行う場合には、必ず事前に過去検証を行い、投資対象銘柄のサイクルを明らかにする必要がある。株式投資家は、これらのサイクルを利用し、利益を上げることができる。ここからは、具体的に勝つ投資スタイル7選を解説する。

勝つ投資スタイル7選

1. デイトレード
デイトレードとは、1日の取引終了時刻までに全ての売買を終えるトレードだ。翌日まで株式を保有し、資金をリスクにさらすことを避け、リスクを限定するトレードである。中長期の価格変動を分析することで、日足の動きの偏りを想定していくことができ、このような分析を利用すれば、取引時間中の売買を、ある一方向に傾けることにより、売買を有利に進めることができる。デイトレードも、環境認識を確実に行えば、勝つ投資スタイルとして確立できる。

2. 3~5日の短期トレード
前記に紹介した3~9日で形成されるサイクルを利用すれば、3~5日といった短期で勝つ投資スタイルを確立することができる。このトレードスタイルは、ブレイクアウトトレードが主な戦略・戦術となり、値幅を限定して勝率を高くすることで利益を上げることができる。

3. 10日前後の短期トレード
前記に紹介した10~14日で形成されるサイクルを利用すれば、10日前後の短期トレードを確立することができる。このトレードは、ブレイクアウト的に高値の切り上げで攻めることも、価格上昇の立ち上がりを買うスイングトレードで攻めることもできる。

4. 2週間~1か月強の中期トレード
前記に紹介した約6週、9週のサイクルを利用すると、1か月を前後するような中期保有により利益を上げるトレードの確立が可能になる。この中期トレードの戦略としては、価格上昇の立ち上がりを攻めるスイングトレードが有効だ。