蒸留酒代表・焼酎&ウイスキーはダイエッターの強い味方

米や麦・そば・芋などが原料である焼酎は、低カロリーで、プリン体の量も少ないとされている。糖分が少ない理由は、蒸留酒の製造工程で糖がなくなってしまうからだという。そのため、ダイエット中の人にも優しいお酒と言えるだろう。

健康効果としては、血栓症、動脈硬化・痛風予防がある。焼酎にはサトウキビやトウモロコシから作られる甲類と、乙類の2種類があり、芋・麦・そば・米から作られる乙類には、血栓を溶かすプラスミンという、酵素を増加させる作用がある。ほかにも、ウロキナーゼという酵素は血栓を溶かし、血液をサラサラにしてくれる。

焼酎の適量は、お湯割り・水割りともに、1日コップ2杯くらいだといい、美味しいからと、飲み過ぎないように注意しておきたいところだ。

焼酎同様、ウイスキーも蒸留酒なので、糖分がほとんど含まれていない。さらにウイスキーの香りが、「脂肪を燃焼してくれるホルモンを増やす」との研究結果もある。

またウイスキーには、ワインと同様にポリフェノールが豊富に含まれており、血糖値の上昇を抑えてくれる効果が期待できる。糖尿などが気になる人には適しているのかもしれない。

ポリフェノールには血栓予防効果のほかにも「アンチエイジング効果」もあると言われ、痛風の原因と言われる「プリン体」も少ない。そのため、常飲酒としては優秀だ。美味しく飲んで、健康にも美にも効果的であれば、お酒好きには嬉しい限りだ。

ミランダもやっている「グルテンフリー」もお酒に応用

ミランダ・カーやテニスのジョコビッチ選手も取り入れて注目されているのが、「グルテンフリーダイエット」。食事の中で小麦粉を使わないというものだが、このグルテンフリーの波が、酒造メーカーにも到来している。ノンアルコールを含め、消費者の多様化する好みに、合わせる必要に迫られているのだ。ほかにも菜食主義者向けの、食品の需要もありそうだ。

現代社会では情報の多様化が進んでいるが、「食」や「健康」に関しても個々の状況に即して、さまざまな商品が今後も誕生するだろう。

ちょい飲みで健康維持しつつ、自分の好みに合った新ジャンルのお酒が、誕生するのを待つのも楽しい。その間、家族や職場の人に注意されたなら、「健康維持だ」と言える。飲むのはもちろん、「ちょい飲み」量で。 (ZUU online編集部)

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