ストレッチ de 活動モードを加速する

身体が活動状態に入ったら、ストレッチで体をほぐし、血流と基礎代謝を向上させよう。筋肉を鍛えて基礎代謝量を増やすと、太りにくく痩せやすい体になるのは、知られている。朝のストレッチはこの効果が大きいことに加え、内臓を温めて交感神経を刺激し、脳を活性化することもできるのだ。ストレッチ自体のカロリー消費量は小さいが、体を柔らかくすることは、関節などの動きをスムーズにし、動作が大きくなる。その結果、カロリー消費を促進することにつながる。

ほかにも、男性ホルモンの一種「テストステロン」は、減少すると意欲・集中力の低下を招くと言われるが、朝のストレッチはこのホルモンを活性化してくれる。中高年になると、加齢に伴う筋肉量の低下が気になるが、これはテストステロンの減少で生じると考えられている。疲労感や代謝の低下を感じる人は、積極的に朝ストレッチを励行すると良いだろう。

脳科学者の茂木先生も実践 「朝スマホ」のすゝめ

比較的時間がある人は、脳活性化のために「朝活」も挑戦するといいだろう。朝は、神経伝達物質「ドーパミン」と「アドレナリン」の働きがより、活性化される。ドーパミンは目的意識とやる気を出し、セットになっているアドレナリンは、より興奮状態を高めるので、語学学習など、単語を朝100個覚えるぞ、など目標を掲げて取り組むと効果的だ。

スマホの操作も脳を目覚めさせるのに効果的だ。脳科学者の茂木健一郎氏も実践しており、朝SNSの更新を行っているそうだ。寝る前にスマホやパソコンを使わない、ベッドでは液晶スクリーンを見ない、などは、寝付きを良くするコツとして、だいぶ知られるようになった。強い光を見ると脳が昼間だと勘違いするので、これを逆手に取って起床直後やストレッチなどをこなした後に、脳を目覚めさせるのに活用するのだ。

イチローが朝カレーをしていると話題になったが、実はカレーそのものより、朝の習慣化として実践していた、という点が最近は注目されている。普段から、ある行為を習慣化させることで自然体のリズムを作り、力を常に最大限発揮できる状態にしておく意味がある。朝から脳を活性化させ、仕事開始の瞬発力を高めよう。(ZUU online編集部)

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