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(写真=Thinkstock/Getty Images)

中国がメキメキと力をつけている。何の力かといえば、技術革新力、つまり世界にイノベーションを起こす力である。技術革新力を測る指標として、世界知的所有権機関(WIPO)が発表している「技術革新力国別ランキング」があり、最新2016年版が2016年8月15日に発表された。そのランキングにおいて、中国が昨年の29位から順位を上げて25位に入ったのだ。

トップ10は欧米がほぼ独占

「世界革新力ランキング」はWIPOが、米国コーネル大学などと共に2007年以降毎年発表しているものだ。2016年は、世界の128か国・地域が対象とされている。

公共機関、人的資本と研究、インフラ、市場要因、ビジネス環境、知識・技術のアウトプット、創造的なアウトプットの計7項目にわたる82の指標をそれぞれ点数化し、技術革新を生む環境の整備や技術革新実績の程度を評価している。

トップ10となったのは、以下の各国だ。()内は昨年順位である。

10位  ドイツ     57.94ポイント (前年12位)
9位  オランダ    58.29ポイント (4位)
8位  デンマーク   58.45ポイント (10位)
7位  アイルランド  59.03ポイント (8位)
6位  シンガポール  59.16ポイント (7位)
5位  フィンランド  59.90ポイント (6位)
4位  アメリカ    61.40ポイント (5位)
3位  イギリス    61.93ポイント (2位)
2位  スウェーデン  63.57ポイント (3位)
1位  スイス     66.28ポイント (1位)

2015年に19位だった日本は、54.52ポイントで16位に順位を上げている。前年は3位だった「技術革新品質評価」が、1位にランクを上げたことが貢献したものだ。

「技術革新品質評価」は、単純な数量だけではなく、件数だけではなく内容も斟酌した論文の引用状況や、海外特許の件数、各国の世界大学ランキングの上位3校の状況といった特性を評価している。ただ、そうした技術革新の成果による新たな商品やサービスの提供などが少ないとして、総合では16位の順位に留まった。