tomonokai
(写真=PIXTA)

毎月1万円ずつ積み立てると、1年後の満期にはボーナス額1万円が上乗せされて13万円の買い物ができる……そんな「百貨店友の会」が注目を浴びています。

百貨店友の会の仕組み

百貨店友の会の基本的な仕組みとは、どの百貨店でもほぼ同じで毎月一定の金額を積み立てると1年後の満期日に積立額に応じたボーナスが加算され、その額を買い物カードとして受け取れるというものです。積立額は3,000円程度から5万円程度の間で選べます。積立期間は1年というのが主流ですが、気軽に試せる半年のコースがある百貨店もあります。

申し込みは、本人確認できる書類などを持参して百貨店の受付カウンターで行えます。毎月の支払いはこのカウンターで行うほか、金融機関からの引き落としも可能です。その場合は、口座番号がわかるものと、金融機関への届出印鑑も必要となります。クレジットカードのような審査はないので、申し込んだその日に、会員になることができます。また、郵送で申し込みができる百貨店もありますので、申し込みの際は各百貨店の友の会ホームページで確認してください。

百貨店友の会の一般的なコースは、1年間積立を続けると1ヵ月積み立て分のボーナスが付きますが。満期時には、「買い物カード」に積立額とボーナス額がチャージされます。しかし、原則としてその百貨店グループでしか使えないところが多いので、利用する百貨店を検討する必要があります。

1ヵ月積み立て分のボーナスだけではない、百貨店友の会のメリット

百貨店友の会のメリットは、1ヵ月積み立て分のボーナスだけではありません。買い物時に5%程度の割引サービスがある百貨店や、友の会会員専用の優待会が行われる百貨店もあり、お得な友の会のメリットがさらに広がります。

例えば、お中元、お歳暮の時期の期間、5%割引で買い物できる会員特典などもあります。衣料品、化粧品、雑貨、食料品など幅広く使えますし、ボーナス支給時期でもありますので、この時期に必要な物をまとめ買いをすれば節約になるでしょう。(一部除外品あり)

さらに、友の会の提携先のホテルやレストラン、映画館、レジャー施設などで割引や優待サービスを受けることができるのも、人気を集めている理由の一つです。優待サービスは、満期を待つことなく、入会してすぐに受けることができます。

また、満期金に加えて観劇・展覧会・行楽地などの無料招待がつくなど、会員特典や優待がある百貨店もあります。

三越・伊勢丹、高島屋、小田急百貨店などの友の会では、オンラインショッピングでも利用することができますので、忙しくてゆっくり買い物に出かける時間のない方も安心です。

日本百貨店協会のホームページには、エリア別の友の会の一覧がありますので、居住地区の百貨店のサービスを比較する際に参考になります。