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(写真=PIXTA)

ゴルフ練習場でインストラクターを自分から指名したり、スコアを縮めたくてパーソナルコーチを付けたりしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。そのとき、どんな観点でインストラクターを選びましたか? 何気なく選んだトレーナーがよいコーチングをしてくれればよいのですが、それは偶然にすぎません。星の数ほどいるインストラクターの中から自分に最適な人を見極めるにはいくつかのポイントがあるようです。

優秀なインストラクターが持つ3大能力

正しくゴルフの技術指導ができるインストラクターが共通して持つ3つの能力があります。

まずは、体の仕組みや動きを熟知していて、理論の上でもクラブの扱い方がわかっていること。次にそれを相手に伝えて理解させられるだけのコミュニケーション能力をもっていること。最後にやはり本人に高いレベルの技術があり、自らスイングなどをやって見せられることです。

もちろん能力だけではなく、インストラクターとの相性も大切になってきます。彼らは、大きく分けて2つのタイプに分けられるようです。一つは、データや論理などを重視してロジカルに解説する左脳型のインストラクター。もう一つは、ゴルフのメンタルな部分も含めて教えてくれる右脳型のインストラクターです。今までにどちらのタイプの先生や先輩からの教えが身になっているか振り返れば、どちらが自分に向いているのかわかるのではないでしょうか。

いくら優秀で教え方のうまい人でも、お互いのゴルフに対する基本的な考え方が違っていたら、あなたが望んだゴールには到達できないでしょう。ゴルフ哲学があまりにもかけ離れていては、気持ちのよいレッスンにはなりません。そうならないためには最初にしっかり話し合うことが肝心です。

インストラクターをつける理由をはっきりさせる

ドライバーの飛距離を伸ばしたい、スライスする打球を正しい軌道にしたいなど人それぞれに到達したい目標があって、インストラクターから指導を受けるのだと思います。

自分がこのレッスンを受けた後どうなっていたいか、何をどう改善したいのか、スコアはいくつ縮めたいのか――などの具体的な目標を持つことはとても大切です。そこをインストラクターと共通の目標として握れば、どういう練習をいつまでにすべきで、次のステップは何か、お互いにはっきりと見えてくると思います。

目標に到達するために、もし途中で軌道修正があったとしても、最終ゴールが互いに見えているので安心です。この信頼感が揺らいでしまうと、いくら上手なインストラクターについても、辛くて長いレッスンになってしまいます。