マイナンバー,登録,申請,引っ越し
(写真=PIXTA)

マイナンバーカードの申請をまだしていないという人もいるのではないだろうか?面倒くさい、時間がないなど理由はさまざまだと思う。しかし、マイナンバーカードを作っておけば各種証明書が必要なときや、行政のオンライン申請などが簡単にできて便利なのだ。

申請方法は、郵送だけでなくPCやスマホからもすぐにできるので手間はかからない。今回の記事はマイナンバーカードの申請方法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にして申請してほしい。引っ越した場合のマイナンバーの変更手続きも合わせてご紹介しており役立つだろう。

目次

  1. カード交付申請方法には4種類
    1. 郵便による申請
    2. スマートフォンによる申請
    3. パソコンによる申請
    4. まちなかの証明用写真機
  2. マイナンバーカード申請で準備すべきもの
  3. 写真の申請方法
    1. 写真サイズや決まりなど
    2. 撮影時の禁止ルール
  4. 引っ越すときの手続きとは
  5. 海外に引っ越す場合は?
  6. マイナンバー申請は簡単

カード交付申請方法には4種類

マイナンバーカードの申請方法は4つある。どれでも自分がやりやすいと感じるものを選べばよい。ただし前提として、個人番号カード交付申請書がお手元にあること。個人番号カード交付申請書は、通知カードと共に届く。それでは4つのマイナンバーカード申請方法について見てみよう。

郵便による申請

お手元の個人番号カード交付申請書に必要事項を記入する。ほか印鑑・写真を貼り、間違いがないかチェック。大丈夫そうなら送付用封筒に入れてポストに投函しよう。

スマートフォンによる申請

ご自分のスマートフォンで個人番号カード交付申請書に記載されているQRコードを読み取る。マイナンバーカード申請のWEBサイトにアクセスするので、そこで必要項目を入力する。本人写真を求められるので、スマートフォンのカメラで撮影した写真を添付し送信する。

パソコンによる申請

マイナンバー交付申請サイトにアクセス。画面に必要事項が出るので入力する。本人写真が求められるので、デジカメ・スマートフォンで撮影した写真データを添付し送信する。個人番号カード交付申請書に記載されている申請書IDの入力が求められるので間違いのないよう入力しよう。間違いがあると申請手続きが正しくおこなわれない点には注意しなくてはならない。

まちなかの証明用写真機

証明写真機のタッチパネルから個人番号カード申請手続きを選択し、撮影料金を入れたら、交付申請書のQRコードを機械のバーコードリーダーで読み取る。画面の案内にしたがって必要事項を入力。顔写真の撮影が終わったら完了。あとは機械の方で申請してくれる。マイナンバー申請に対応している証明写真機を紹介していく。

  • 「Ki-Re-i」 株式会社DNPフォトイメージングジャパン
  • 「Photo-Me」 日本オート・フォート株式会社
  • 「証明写真ボックス」 富士フィルム株式会社

証明写真機にマイナンバー申請対応の表示があるのですぐわかるはずだ。

マイナンバーカード申請で準備すべきもの

申請するに当たってまず個人番号カード交付申請書が必要。これがなければ申請できない。郵送・WEB・証明写真から申請が完了すると、申請者宛てに交付通知書が送られてくる。交付通知書・通知カード・本人確認書類・住民基本台帳を持って役所に向かおう。基本的には申請者が行かなければならないが、申請者本人が病気などの理由で受け取りに来られない場合は、代理の方が受け取ることができる。交付窓口で暗証番号の設定が済み次第受け取り完了である。

申請から受取までに必要な物をまとめたので確認してみよう。

  • 個人番号カード交付申請書
  • 交付通知書
  • 通知カード
  • 本人確認書類 (免許書・パスポート・身体障がい者手帳など)
  • 住民基本台帳カード (持っている場合のみ)

写真の申請方法

マイナンバー申請で必要となる写真について解説しよう。どんな写真でもよいというわけではなく、使用する写真には規定があるのでしっかり押さえておこう。

写真サイズや決まりなど

  • サイズ 縦4.5センチ×横3.5センチ
  • 6カ月以内に撮影した写真
  • 正面・無帽・無背景
  • 写真裏に氏名・生年月日を記載する
  • 白黒写真でも可能

撮影時の禁止ルール

  • 横を向いた写真
  • 背景があるもの
  • 変顔
  • 背景に影があるもの
  • ピンボケ・不鮮明なもの
  • 帽子・サングラスをかけて顔が特定できないもの

以上のルールが決まっているが、障がいをお持ちの方や乳幼児のお子さんなど、規定に沿った写真をとるのが難しい場合、役所に問い合わせれば不備の対象にはならない。その場合交付申請書の表面の氏名欄に、障がいがあることなど理由を記載しておく必要がある。

引っ越すときの手続きとは

引っ越さなければいけなくなった場合、マイナンバーはどうなるのか?変更する必要はあるのか気になるところ。結論から言うとマイナンバー自体は変わることはない。では特に手続きは必要ないのか?と言うとそういうわけでもないのである。マイナンバーには本人の氏名の他、住所・生年月日・性別が記載されている。ということは引っ越して新しい住所に変わった場合、変更しなければいけないのだ。

変更するタイミングは転入届を引っ越し先の市区町村窓口に持っていくときがいいだろう。ついでに手続きをしてしまえば手間が省ける。ちなみにマイナンバーの手続き変更は、転入してから14日以内におこなう決まりになっているので忘れないようご注意しよう。

海外に引っ越す場合は?

海外へ引越をする人はどうなるのかというと、その場合は通知カード・マインバーカードを役所に返却しなければいけない。現在住んでいる市区町村窓口にカードを持っていき返納届と共に提出しよう。

マイナンバー申請は簡単

マイナンバーの申請・引越手続きに関する内容は以上である。思ったよりも簡単に感じたのではないだろうか。若者ならスマホを持っている人がほとんどなので、サクサク申請手続きができるだろう。またお年寄りの方も個人番号カード交付申請書に必要事項を記入し、写真を貼って送付するだけなので手間はかからないと思う。いまだ通知カードしか持っておらず、マイナンバーカードの申請をしていない人もいるはずなので、この記事を読んだ機会に早速申請してみてはどうか?また引越などで住所が変わるときは、変更手続きを忘れないよう注意しよう。