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(写真=PIXTA)

近年、外国人観光客の増加をよく耳にするようになった。2000年には500万人にも届かなかったのが、2013年には1,000万人超え、2015年には一気に2,000万人を突破する事態になっている。

急激に増えた外国人観光客のため、観光地では宿不足となっている地域もあるようだ。そのような背景からAirbnb(エアビーアンドビー)と呼ばれる民泊サービスが注目を集めている。住居を外国人観光客などに貸し出して、利益を得るサービスだ。

ビジネスチャンスとなっている一方で物件の見極めをしっかり行わないと利益を得ることは難しく、苦戦している実践者も少なくない。

Airbnbを実践するメリットや、収益の出る物件の見極め方を紹介するので、Airbnbビジネスを検討している人は参考にしてほしい。

Airbnbとは

まずは、Airbnbがどのようなサービスかを説明しよう。最近、ニュースなどで取り上げられることも増えてきたのでご存じの方も多いだろう。日本語では「民泊」として紹介されていて、空いている部屋を「貸したい人」と「借りたい人」とを結びつけるマッチングサービスのことを指す。

アメリカ、サンフランシスコ発祥のこのサービスは、2008年のスタート以来拡大を続け、191ヵ国3万4,000以上の都市で宿を提供している巨大なマッチングサービスだ。比較的リーズナブルに泊まれる物件が多いことや、豊富な検索機能からニーズに合った物件を見つけやすいことなどの理由から、利用者からの人気を集めている。

2020年の東京オリンピックを控えて、日本への観光客は爆発的に増えていくことが予想されているため、貸し手側としてAirbnbにはまだまだビジネスチャンスが転がっていると言えるだろう。

都内や観光地周辺で利益を得られる物件の探し方

物件探しをするにあたって、まずは外国人観光客に人気の高い物件の条件を押さえる必要がある。実際にどのような物件を選べば収益を得られるか紹介していこう。

● 観光スポットが近い
都内は交通の便が良く、人気の観光スポットも多いことから、人気の宿泊エリアの一つだ。

● 空港からのアクセスが良い
都内では東京、品川、渋谷、新宿駅周辺などがおすすめのエリアと言えるだろう。

● 一定の広さがある
床面積25平方メートル以上が民泊許可の条件でもあり、広さがあると予約が入りやすい傾向にあると言われている。

しかし、これらの条件を満たす物件は高くてコストの回収が難しいのではないかと考える人もいるだろう。最近は、中古物件を購入してリフォームするという方法もあるようだ。Airbnb向けにリフォームを提供している業者も多くあり、重視すべきポイントも相談しやすい環境が整っている。古い物件であってもクロスや天井、床などを安くデザイン性の高いリフォームをすることで、目を引く魅力的な物件にすることが可能なのだ。

また、賃貸住宅では不人気な「3点ユニットバス」も、民泊ではマイナス点とはあまりならないようだ。最もお金のかかる水回りを重視しなくて良いのもAirbnb向けリフォームのメリットと言えるだろう。

外国人観光客に人気の民泊物件として、観光地周辺という条件もあるが、これも同様の考え方ができる。京都や大阪などの観光地周辺で、賃貸では不人気な格安物件を見つけてリフォームをするという方法がある。

不動産投資の有効活用

賃貸では敬遠されがちな物件でも、方法によってはAirbnb向けの魅力的な宿に生まれ変わらせることが可能である。

すでに不動産をお持ちの方や、これから不動産投資を考えている方は、自分にあった有効活用方法を見つけてビジネスにチャレンジしてみてはいかがだろうか。(提供: 百計オンライン

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