日経平均株価,
(写真=PIXTA)

2016年も残すところ1ヶ月をきった。今年の日本のマーケットは年初に連日の下落から始まり、最悪とも言えるスタートを切った。また国外に目を向けると、英国のユーロ離脱や米大統領選挙といった大きなイベントがあり、マーケットが一日にして大きく動いた。

国外のイベントと言えど日経平均株価に大きな影響を与え、一日にして千円以上日経平均が上がったり下がったりした事もあり投資家にとっては難しい年だったと思う。しかし、12月に入り日経平均は1万9000円台到達など勢いを見せてきた。そんな大きく乱高下した2016年の日経平均株価の相場が特に動いた日を振り返っていこう。

「相場が大きく変動した日」ランキング

1位:2016年6月24日 △1286円33円
――6月23日1万6238円35銭→6月24日1万4952円02銭

英国のユーロ離脱の国民投票があり日経平均株価は大きく乱高下した。ユーロ離脱であれば英国経済に悪影響が出るとの投資家心理があったため、投資家は残留派勝利を見込んでいた。当初ユーロ残留派が多数との思惑から株は堅調な推移を見せていたが、離脱派が優勢と各種ニュースで報じられ始めると流れは逆転。

為替も一時、1ドル99円台となるなど全面リスクオフの展開となり株価は大幅安となった。下落幅は歴代日経平均8位となった。国外のイベントだろうとグローバル社会が進んだ現在は容赦なくマーケットは即座に反応するという事を再認識させられたイベントであった。

2位 2016年11月10日 +1092円88円
――11月9日1万6251円54銭→11月10日1万7344円42銭

11月9日の米国大統領選挙トランプ当選による大幅下落から一転全戻しの展開となった。11月9日に下がった要因は過激思想とも呼ばれるトランプ氏が当選した事が理由で、今後の米国経済への不安があったである。しかしトランプの当選後の演説や政策が期待できるものである事から投資家心理が改善。前日のNYダウは大幅高となり、その流れから日経平均は大幅な株高、円安となった。前日の下落分以上に上昇するといった大商いとなり上昇幅は歴代日経平均13位となった。こちらも1位に引き続き国外のイベントである。

3位 2016年2月15日 +1069円97円
――2月12日:1万4952円61銭→2月15日:1万6022円58銭

欧米株式市場下落の要因だったドイツ銀が自社債券を買い戻すと発表・続いてWTI(原油先物)が協調減産するとの期待から反発し、欧米の株価は上昇。それを受けてリスクオンの展開が続き日本市場も大幅な株高・円安となった。年初来日経平均の下落額は3,800円を超えていたので、リバウンドの要因もあった。基本的にリスクオンの展開が来ると、安全資産である円が売られるので為替が円安方向に向かっていく。

4位 2016年1月22日 +941円27円
――1月21日1万6017円26銭→1万6958円53銭

前日のNYダウはECBドラギ総裁の発言から欧州の追加金融緩和期待が高まり、ダウ平均が反発、原油相場も上昇した。その流れを受けて年初から売られ過ぎていた分の買い戻しを誘発し、大幅な株高となった。金融緩和は代表的な景気の刺激策のため投資家にとってはまさに良いタイミングだったのだろう。

5位 2016年11月9日 △919円84円
――11月8日:1万7171円38銭→11月9日:1万6251円54銭

米国大統領選挙があった日であり、当初保守派のクリントン氏の勝利を見込んで株価は堅調に推移していた。しかしトランプ氏の優勢が報じられると日経平均はリスクオフの展開へ。過激派のトランプ氏が当選すると米国経済の先行きが不透明になるとの思惑が理由である。最終的にトランプが勝利した投資家は売りに走った。結果為替は1ドル101円台、日経平均は大幅下落という形で終わった。

13日~14日にはFOMCが控えており、市場関係者の注目が集まっている。結果次第ではここで紹介したランキングが変動する可能性があるかもしれない。2016年も残すところ僅かだが、市場の動向には引き続き注意が必要だ。(ZUU online 編集部)

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