アルゴナビス清水の投資戦略
(写真=PIXTA)

昨日の帰りは雲の間から満月に近い月(14日が満月です)が見えていましたが今は真っ暗です。株式市場は依然として上昇が続いていますが、さすがに昨晩の夜間取引やシカゴ市場では先物が売られてしまいました。為替が円高になったことが要因ですが、そろそろ調整となっても良いところかもしれません。

騰落レシオが150%を超えてきた、とか過熱感を示す指標が出ています。ただ、騰落レシオなどは良く「120%以上は過熱」と言われるのですが、「120%以上が売り」ということではないのです。「高値となったところが120%以上だったことが多い」ということなのですから、「いつか高値を付ける」ということなので、売買の指標にはなりません。テクニカルの指標は直接売買の指標になるというよりは「ここを割り込んだら売り」とか「明日の寄り付きが安かったら」というようなことも多いので、注意が必要ということです。

米国株安や円高を受けて売り先行となりそうです。ようやく調整となる可能性も高いのですが、依然として日銀買いが期待されることは空売りの買い戻しなども入りそうで底堅さが見られるのでしょう。ただ、昨日も金融株などには利益確定売りが出ており、円安を好感して買われていた銘柄などが手仕舞い売りに押されると指数も大きな下落となりそうです。

19,000円台に乗せてきましたが達成感が出てくるかどうかというところです。日銀買いが期待されることから調整も浅いということになりそうですが、あっさりと19,000円を割り込むということになると急騰した後だけに一気に調整が進むということもありそうです。18,500円水準から19,000円水準での保ち合いとなって来る可能性もありそうです。

本日の投資戦略

夜間取引やシカゴ市場(CME)での先物買いが一服となった感じです。夜間に大きく上昇することが多かったのですが為替が円高になったこともあり、買いが入らなかったということでしょう。目先的な過熱感を示す指標も多く、いつ調整となってもおかしくないという感じですが、米国のFOMC(公開市場委員会)を前に利上げをどこまで織り込んでいるか、万が一利上げがなかったら円高になるのではないかということから手仕舞い売りを急ぐ動きも出てきそうです。

今年はここまでサプライズが多かった、というよりも予想が外れることが多かったので、米国の利上げに関しても疑心暗鬼ということで良いのだと思います。もし、利上げがなかったら、いったん円高に進むと思われるので、利上げを確認する前に手仕舞っておこうという向きも多くなると思います。ここまで急騰してきただけにいったん調整となりそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

【編集部のオススメ記事】
2017年も勝率9割、株価好調の中でもパフォーマンス突出の「IPO投資」(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
株・債券・不動産など 効率よく情報収集できる資産運用の総合イベント、1月末に初開催(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)