不動産投資
(写真=Ravital / Shutterstock.com)

昨年2016年はマイナス金利の導入もあってローン金利はいっそう低く、不動産投資が脚光を浴びた年だった。特に東京では各地で再開発、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた開発が進んでいる。既に不動産投資をしている人の中にも物件を増やした人もいるだろうし、これから始めようという人もまだまだいるだろう。

不動産投資で重要なことは何かと問われれば、「いい物件を入手すること」「物件の立地」「ローンの条件」などいろいろな答えがかえってくるはずだが、その中でも「情報」と「視点」は欠かせない。

「情報」とは「いい物件がどこで売られている」というものだけでなく、「金融機関の融資条件」や「最近トレンドになっている投資手法」、「満室稼動するためのノウハウ」などいろいろある。そして「視点」とは、“集めた情報をどう読むか”ということだ。同じ情報を入手してもその次の投資行動にどう役立てるかは人それぞれ。ネガティブな情報を受け取ったとき撤退する人もいれば、チャンスととらえて敢えてリスクをとりにいく人もいるはずだ。

不動産投資に関する環境は常に変わる。だから成功している投資家ほど、学習を続けている。絶えず新しい情報を入手し、新しい考え方や手法に学んでいるのだ。

大型イベントに参加することの意義

今やインターネットであらゆる情報が無料で手に入る時代。不動産投資に関する情報もありふれている。ネットだけでなく、不動産投資に関するセミナー・勉強会もあちこちで頻繁に開催されているし、書店に行けば「こうして成功した」と手法を指南する書籍も無数にある。

ネット、セミナー、書籍など情報のソースにはそれぞれの利点がある。ただ今回は大規模な不動産投資イベントに着目したい。なぜなら大規模なイベントでは、不動産投資で成功した先達はもちろん、著名経済人らの講演が聞けたり、複数の不動産会社が出展しているブースでいろいろな情報が入手できたりするからだ。また書籍の著者が登壇することも珍しくなく、書籍のポイントをまとめた講演をしてくれる。いろいろな情報にまとめて触れられるのは効率がいい。

総掲載物件数No.1をうたう不動産・住宅情報サイト『HOME'S』を運営するネクストも定期的に大型イベントを開催している。

直近ではまさに今月末、1月28日(土)に1日がかりで「第14回HOME'S不動産投資フェア」を東京・お台場の東京ビッグサイトで開催する。

(画像=HOME'S サイトより)
(画像=HOME'S サイトより)

金融相や総務相を務めた慶應大名誉教授の竹中平蔵氏が今後10年間の日本経済を見通す講演をするほか、書籍『ASEAN不動産投資の教科書』などの著書を持ち、アジアの不動産事情に詳しい田中圭介・ASEAN不動産研究所長(エイリック社長)が「海外不動産投資の基礎知識と伸びゆく東南アジア不動産について」と題して講演する。

サラリーマン大家の体験談も

このほかにも、2013年ウォールストリートジャーナルにて「全米不動産ビジネスパーソン」の13位を獲得したPhilippe Ziade氏が不動産投資成功の法則、"トランプ"時代の戦略と時代を問わず勝ち続ける極意を伝授する。また満室経営新聞の寺尾恵介編集長が「2017年版 失敗しないで規模を拡大していく『最も確実』な手法」と題して講演する。

これらに限らず、地方不動産、中古物件、ワンルーム、リノベなど各分野の専門家、企業経営者やサラリーマン投資家らが次々と登壇。不動産市場の今後を見通し、よい物件をどうやって見つけ、また満室経営を順調に続けるための具体的なノウハウなどが教えてもらえそうだ。

ブースにも多くの企業が出展する予定で、物件探しだけでなく、管理やイグジット、資産運用全般について幅広く話が聞けることは間違いない。

これだけ充実したイベントへの参加は無料。既に物件を保有している投資家は、拡大や売却をどうするか、これから始めようという初心者は具体的な不動産投資の始め方が見つかるかもしれない。

新しい年が始まった今、今年を「不動産投資成功の年」にするためにも、「第14回HOME'S不動産投資フェア」をのぞいてみてはいかがだろうか。