「2017年トップ工学大学ランキング」が発表され、総合部門ではハーバード大学など一流校をおさえ、東京大学と東京工業大学が20位にランク入りした。惜しくも上位を逃した京都大学（22位）、大阪大学（57位）を筆頭に、日本の大学が500位以内に合計18校選ばれた。

このランキングは英大学評価機関QS（クアクアレリ・シモンズ）が毎年発表しているもので、「学界からの評判」「企業からの評判」「論文数」などが評価項目となっている。同じく英教育ランキングの「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」と比較されることが多いが、QSの学部別ランキングは各科目ごとに細分化されている点がユニークだ。

例えば技術工学部門は6つの分野（コンピューター科学、電気/電子工学、化学工学、土木工学、資源/地殻開発工学、機械/航空/生産工学）にわかれている。

工学総合11位の東京大学は機械/航空/生産工学（8位）、土木工学（12位）、電気/電子工学で（13位）、コンピューター科学（18位）では日本のトップだが、化学工学では10位と京都大学（6位）に首位をゆずっている。

資源/地殻開発工学でランク入りを果たした日本の大学は、九州大学（24位）と早稲田大学（50位）のみ。

学部別トップ大学ランキングの対象は技術工学のほか、人文科学、生命科学、自然科学、社会科学など。

2017年トップ工学大学20校

20位　デルフト工科大学（蘭）86・9ポイント
18位　東京工業大学（日）87.0
18位　北京大学（中）87.0
17位　カリフォルニア工科大学/Caltech（米）87.4
16位　ジョージア工科大学（米）87.6
15位　香港科技大学（中）87.7
14位　KAIST（韓）88.6
13位　ハーバード大学（米）89.4
12位　スイス連邦工科大学ローザンヌ校（スイス）90.3
11位　東京大学（日）90.9

10位　清華大学（中）91.2
9位　オックスフォード大学（英）91.3
8位　カリフォルニア大学バークレー校/UCB（米）91.5
7位　シンガポール国立大学/NUS（シンガポール）91.6
6位　インペリアル・カレッジ・ロンドン（英）92.8
5位　チューリッヒ工科大学（スイス）93.0
4位　南洋理工大学（シンガポール）93.1
3位　ケンブリッジ大学（英）94.4
2位　スタンダード大学（米）95.6
1位　マサチューセッツ工科大学（米）96.9

（ZUU online 編集部）