三井住友カードが小学校中学年から高学年をターゲットとした金融教育アプリ「ハロまね」をリリースした。無料で利用できる。ロールプレイングゲームをつくるアイデアもあったようだが、コンセプトの1つである「親子で会話をしながら、自然にお金を会話が弾む」という観点からアプリをしたという。アプリの機能や制作の狙いを聞いた。

主な機能は3つ「お小遣い帳」「銀行」「おてつだい」

まず「ハロまね」の主な機能は3つだ。お小遣いの収支・支出がグラフなどで目に見え、収支管理を学ぶことができる「お小遣い帳機能」。15カ月分の収支が記録として残るため、月々の運用の違いを比較することができる。大人にとっても、子どもに渡すお小遣いの管理ができ、家計の管理にもつながるというメリットもありそうだ。

三井住友カード,金融教育,金銭教育
(画像=Webサイトより)

そして、お金を架空の口座に入金し、円を預けたり、円をドルへ交換してドル預金したりできる「ハロまね銀行機能」。仮想の銀行なので実際には換金はできないが、為替相場を気にする機会にはなるだろう。

3つ目が、親子の触れ合いを高めながら働くことを体感させるための「おてつだい機能」。おてつだいした日をカレンダー表示したり、実施した内容をリスト表示したりできる。報酬の単価、内容などは任意で設定できる。

その他、子どもが毎日お金と触れ合うことができるように毎日ログインしたくなるような仕組みも組み込まれている。パズルのピースを貯めるとお金にちなんだキャラクターを集めることができる。子ども心をくすぐる仕組みもある。

親子がそれぞれ「おうちの方ユーザー」、「子供ユーザー」となり、子供が入力や申請をし、保護者が入力内容を閲覧・評価したり、申請を許可したりできる仕組みだ。

「教育・行政機関でも活用してほしい」