お金持ちは、自己管理のプロである。
ウォール街で出世できない人の三条件は、
メタボ、スモーク、ドリンク。

ウォール街には「出世できない人の三条件」というものがあります。

(本記事は、菅下清廣氏の著書『今こそ「お金の教養」を身につけなさい 稼ぎ、貯め、殖やす人の”37のルール”』(PHPビジネス新書)の中から一部を抜粋・編集しています)

お金持ち,富裕層
(写真=Thinkstock/Getty Images)

出世できない人の三条件 共通点は「自己管理」

第一の条件は、メタボリック症候群の人。太っている人です。食を管理できていないということが一目瞭然です。必要以上に食べ過ぎてしまうから、太ってしまいます。自己管理ができていない典型です。ウォール街には太った重役というのはいません。自己管理できない人は、出世もできないしお金も貯まらない。肥満体の人はみんな「売り気配」です。

自分が「売り気配」かどうかが一目で分かってしまうわけですから、ウォール街ではみんな体型維持に必死です。男性も女性も、みんなスポーツジムに通っています。

次の条件は、スモーク。たばこです。これはヘビースモーカーか否かという以前に、喫煙するか否かというレベルで判断されます。最近たばこのパッケージには「あなたの危険を害する恐れがあります」なんて書かれていますね。

スモーカーは誰でも、たばこが自分に害があることを知っています。害があると知りながら、吸っている。つまり「私は自己管理ができません」と宣言しているようなものなのです。

三番目の条件は、飲酒です。嗜む程度なら問題ありませんが、度を越した飲酒は「売り気配」です。日本人には少ないですが、アメリカにはお昼からビールを飲んだりする人がいます。ランチタイムに、お酒の匂いをさせながら帰ってくる人がたくさんいるのです。「即クビ」にはなりませんが、出世街道を歩むことは難しくなります。

以上の三つがウォール街で出世できない人、つまりお金の貯まらない人の条件です。メタボ、スモーク、ドリンク。日本でも、どれかひとつに当てはまる人は多いのではないでしょうか。この3条件は、日本でも同じです。共通点は、自己管理ができる人間かどうか。

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お金は、24時間をいかに「主体的に使ったか」の結晶

ばくちなんて最悪です。パチンコでも裏カジノでも同じ。勉強しても結果が出る可能性は低いから、どう考えても時間の無駄。リスクを挙げはじめたらキリがないのに、わかっていてやっている、やめられないのだから、人生真っ暗です。

あとは、明らかにおかしい投資案件にハマる人も、当然お金持ちになれません。私は長年、金融や株式の世界で生きてきましたが、年率2割保証の案件なんて、絶対ないです。なのに、そんな美味しい案件が、なぜあなたに回ってくるはずがあるでしょうか。いい情報は、いい人脈からもたらされます。その人脈がないのに、いい情報なんて回ってくるわけないのです。

再三申し上げていますが、お金は突然降ってきません。自己管理の徹底した生活の積み重ねが、結果としてお金を生みます。

ばくちや投資案件は極端だとしても、多くの人の生活に、貧乏神は出没します。たとえばこの1年の間で、風邪で会社を休んだことはありませんか?風邪をひくと、仕事は休まなければいけないし、治療費も必要だし、体力回復に時間もかかる。

どう考えても、常に日頃から体を鍛えておいた方がおトクなのに、目の前の仕事に翻弄され、結果として自分の体にも同僚にも迷惑をかける。私は社会人になって以降、予防のためにお金を投じることはあっても、病気の治療にお金をかけたことはありません。

風邪をひいて休むのはしかたないと思っているかもしれませんが、それでは自己管理が得意な人とは言えません。自己管理のできる人は、予防するのです。

24時間を、いかに主体的に時間を使ったか。その結晶がお金です。
タバコもバクチも、ご存知の通り「百害あって一利なし」。わかっているなら、さっさと止めるほうが絶対にお得です。

人生の成功は「自分で工程表」で決まる

お金持ちは、「計画表」が好き。
計画表を作れば、主体的に動ける。
主体的に動くと、お金が寄ってくる。
あなたには「1日の計画表」がありますか? また、その計画を守っていますか? スケジュール表には書かれていなかったのに、なぜか友達からの誘いにのって、飲みに出かけていませんか。

お風呂に入るはずの時間であるにもかかわらず、テレビの前でお菓子を食べていませんか。実は、こんな人は、投資の世界でもなかなか成功しません。

貯金に限らず、人生の成功は計画表にあると私は思います。毎日の計画表、1週間の計画表、1ヶ月の計画表、1年の計画表……ゴールまでの工程がわかれば、自ずといま何をやるべきかがわかります。

「お金を貯めたい」という目標だけでなく、「営業成績を上げたい」「事業を拡大したい」という様々な目標を踏まえて1日1日を過ごすことが、結果につながります。

でも90%の人は、毎日をなんとなく過ごします。仕事に追われて、疲れたら寝て、次の日に続きの仕事をやって……行き当たりばったりに、上司から指示された仕事をやっている人が多いのではないでしょうか。

だから、人生の成功は、自分で工程表に描かねばなりません。この工程表に「無駄な飲み会に出る」「強制残業に付き合う」なんて項目はないはずです。

信用は「あなたが計画を守れるかどうか」にかかっている

極端に言うなら、お金が貯まるかどうかは、あなたが「約束を守り」「信用される人間かどうか」で決まります。人間社会で最も重要なことは、「信用される」ことです。

「こいつは信用できる」と認められたら、たくさんのチャンスが巡ってきます。金融の世界では、「信用」される人間にはお金が回ります。でも「信用」のない人間は、お金を借りることができません。

では、どうやったら信用をつくることができるか。それは、「あなたが計画を守れるかどうか」にかかっています。

投資に成功する人の多くは、人生設計をもっています。明確な目標をもち、そのために投資をします。自己資金はいくら必要か、どのくらいの期間をかけるか、投資はどの業種にするか、など、設計が極めて明確です。

人生設計という言葉でピンとこない方は、「1日のスケジュール」に置き換えて考えてください。あなたは毎朝、何時に起きていますか。そして、何を食べますか。今日の終業時刻と、終業後の予定は決まっていますか。そして明日も1日頑張るために、今日は何時に寝るのがよいでしょうか。

1日の生活設計が明確で、それを守れる人が、投資に成功します。自分で立てた計画すら守れない人は、他人との約束などとうてい守ることはできないでしょう。

また、儲かる株を見つけるためには、チャートや日々の経済動向などから、「小さな変化」を見つけなければなりません。小さな出来事を見逃さない感性は、秩序ある生活から生まれます。人からの指示に従い、場当たり的に生活している人には、その感性は生まれません。

結果として、お金が回ってくることも、貯金が貯まることもないのです。まずは1日の生活を設計しましょう。毎日共通の計画表をもってもいいですし、その日ごとにアレンジを加えてもいいです。計画表をもっていないと、つい人の計画に合わせがちになり、主体的な動きができなくなります。

目的をもって朝5時に起きる人と、会社に間に合うように朝8時に起きる人は、おそらくお金の貯まり具合が違うでしょう。3時間あれば、副業だってできますし、英語ができる人ならば翻訳の仕事ができるかもしれない。

お金持ちであっても貧乏であっても、1日は同じ24時間。この24時間をどう使うかによって、お金持ちになれるか貧乏になるかが決まります。

菅下 清廣
スガシタパートナーズ株式会社代表取締役。国際金融コンサルタント、投資家。立命館アジア太平洋大学学長特別顧問。

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